

太い木だから価値が高い。必ずしもそれだけではありません。曲がり、節、長さ、傷、そして用途。一見同じ丸太でも、見るポイントが変われば木の見え方も変わります。
「質問はありますか?」と聞いて、誰も手を挙げない。でも、それだけで全員が理解したとは限りません。講師は質問が出ない時ほど、表情や手の動きを見ながら自分の教え方を振り返っています。
木を伐る。草を刈る。森を整える。でも林業では、何もしないように見える判断もあります。「今は手を入れない」。それも森を見たうえで選ぶ、大切な仕事です。
木を伐り、片づけて、森林整備が終わる。でも森にとっては、そこから次の時間が始まります。光、林床、残った木。手を入れたあとの森で起こる変化を見てみます。
木は急いで大きくなりません。森も一日では変わりません。それでも少しずつ育っています。連休の最後に、森の長い時間から自分の時間の使い方を考えてみます。
夏の光、秋の風、冬の陽だまり。木の家にいると、季節はカレンダーだけでなく、光や風、木の表情からも感じられます。木と暮らす時間について考えます。
森へ行ったら、何かをしなければもったいない。そんなことはありません。木の下に座り、風や鳥の声を聞き、ただ時間を過ごす。それだけでも森との付き合い方になります。
今日、一本の木を伐る。一本を残す。森へ光を入れる。その仕事の結果が本当に見えてくるのは、もっと先かもしれません。林業は、目の前の木だけでなく10年後の森まで考える仕事です。
森の仕事人日記 第11回現場で伝える言葉は、短いほど迷いが少ない はじめに林業研修では、たくさん説明します。なぜこの姿勢なのか。なぜこの位置へ立つのか。なぜこの操作をするのか。技術を身につけてもらうためには、理由…
林業の魅力シリーズ 第538弾伐った木は、山を出てから次の仕事が始まる はじめに林業というと、どんな場面を思い浮かべるでしょうか。大きな木。チェーンソー。倒れる木。山で働く人。やはり「木を伐る場面」が一番分かりやすいか…