

新しく削ったスギやヒノキから漂う、あの木の香り。実は、木材に含まれるさまざまな成分が関係しています。木の種類による違い、乾燥や時間による変化を通して、普段何気なく感じている木の香りの秘密を探ります。
森で何十年もかけて育った木は、伐られたあともすぐには建築や家具に使えません。水分を含んだ木が乾き、収縮し、用途に適した材料になるまでには時間と技術が必要です。第550弾では、木と人をつなぐ「乾く時間」を考えます。
木を伐ったあと、丸太はどうやって山から出てくるのでしょうか。林道、作業道、土場、斜面の条件。伐採前に運び出す道筋を考えることで、作業の進め方も木の生かし方も変わってきます。
前に来た森と何かが違う。でも記憶だけでは、どこがどれだけ変わったのか分からないことがあります。写真や測定値、作業内容を残すことで、次の判断が変わります。
一本の丸太でも、どこで切るかによって取れる材は変わります。長さ、曲がり、節、傷、そして用途。丸太を「どう区切るか」から木を生かす採材の考え方を見てみます。
草が増えた。木が弱った。森が明るくなった。その理由は、本当に一つだけでしょうか。森の変化を見つけた時こそ、いくつかの可能性を考えることが森林を見る力につながります。
前に来た森へ、もう一度戻る。すると木の太さ、光、林床、季節の景色が少し違って見えます。林業には、同じ場所へ何度も戻るから分かる面白さがあります。
太い木だから価値が高い。必ずしもそれだけではありません。曲がり、節、長さ、傷、そして用途。一見同じ丸太でも、見るポイントが変われば木の見え方も変わります。
木を伐る。草を刈る。森を整える。でも林業では、何もしないように見える判断もあります。「今は手を入れない」。それも森を見たうえで選ぶ、大切な仕事です。
木を伐り、片づけて、森林整備が終わる。でも森にとっては、そこから次の時間が始まります。光、林床、残った木。手を入れたあとの森で起こる変化を見てみます。