

2026年10月17日
2026年10月17日(土)、令和8年度埼玉県林業技術者育成研修Day25では、チェーンソーによる受け口切りを実習しました。
本日の参加者は5名。
いよいよ、チェーンソーを使った伐木造材作業も、本格的な技術習得の段階へと進んできました。
そして今日からは、その二つを組み合わせる**「受け口切り」**の練習です。
水平に切る。
45度に切る。
それぞれの技術を練習してきましたが、今度は、その二つの切り終わりを正確に合わせなければなりません。
二つの切断面を、狙った位置で一致させる。
言葉にすれば簡単ですが、実際にチェーンソーを握ると、これがなかなか難しいのです。
今日は、その難しさと向き合う一日になりました。
今日も恒例の表情体操から始まりました。
研修もDay25。
教室で学ぶ時間から、チェーンソーを持って実際に作業する時間が増えてきました。
森の中では、仲間の表情や動作にも目を配り、声掛けや合図を確実に伝え合うことが大切になります。
自分が何をしようとしているのか。
相手が何を伝えようとしているのか。
林業は、一人で黙々と木を伐るだけの仕事ではありません。
仲間と意思疎通を図る力も、安全に働くための技術です。
朝の表情体操も、そんなコミュニケーションの大切さを意識する時間になっています。
そして今日も、チェーンソーを持って実習へ向かいます。
今日の課題は、水平切りと斜め切りを組み合わせることです。
先週までは、それぞれを独立した技術として練習してきました。
ところが、二つを組み合わせると、求められる精度が一段と高くなります。
水平切りの終点。
斜め切りの終点。
この二つが正しく合わなければ、意図した切断面にはなりません。
今回は、まだ受け口全体を完成させる段階ではありません。
水平切りと斜め切りを正しく組み合わせる「受け口切り」の練習です。
次の段階である「受け口作り」へ進むためには、まずこの基本を確実に身につける必要があります。
最初に確認するのは、下切りの水平です。
先週も水平切りを練習しましたが、受け口切りでは、水平に切ることに加えて、どこまで切るかも重要になります。
まず、切断面が水平になっているかを水準器で確認します。
自分では水平に切ったつもりでも、実際に測ると傾いていることがあります。
そして、もう一つ意識しなければならないのが、切り終わりの位置です。
後から斜め切りを合わせるためには、狙った位置で切断を終える必要があります。
ただ切り進めればよいわけではありません。
水平を保ちながら、切り過ぎない。
この二つを同時に意識することが求められます。
次に、45度の斜め切りです。
Day24でも苦労した45度の角度。
今日は、その斜め切りを水平切りの終点へ正確に合わせていきます。
ここで重要なのは、ガイドバーの姿勢です。
斜め切りでは、45度という角度だけに気を取られがちですが、それだけではありません。
ガイドバーの長手方向も水平に保つこと。
これを意識しなければ、切断面がねじれたようになり、下切りと正確に合わせることが難しくなります。
正しい角度。
正しい姿勢。
そして、正しい切り終わり。
一つひとつの精度が組み合わさって、初めて狙った切断面になります。
今日、特に苦労したのが、下切りの終点と斜め切りの終点を一致させることでした。
目標の位置に近づいても、そのまま切り進めてしまう。
反対に、切り足りず、二つの切断面が合わない。
ほんの少しの違いでも、結果は大きく変わります。
ここで大切なのは、一気に切ろうとしないことです。
アクセルワークを含めてチェーンソーの動きを適切にコントロールし、切り過ぎを防ぐ。
もちろん、無理な操作をするのではなく、適切な回転と安全な姿勢を保ちながら、狙った位置を意識して作業することが前提です。
木は、切り過ぎた部分を元へ戻すことができません。
だからこそ、切り始める前から終点をイメージしておくことが重要なのです。
45度の斜め切りを正確に行うため、チョークで切断の目標線を描きました。
頭の中でイメージするだけではなく、実際に線を引いて目標をはっきりさせます。
こうすることで、自分がどの方向へ切り進めようとしているのかが分かりやすくなります。
ただし、線を引いたからといって、そのとおりに切れるわけではありません。
チェーンソーの姿勢が変われば、切断方向も変わります。
目標線を確認しながら、自分の操作を修正していく。
この繰り返しが大切です。
まずは、正しい切断方向を身体に覚え込ませること。
それが、より高度な伐木技術へつながっていきます。
最初から正確に切れる人ばかりではありません。
水平切りだけでも難しかったのに、そこへ斜め切りを組み合わせるのです。
思うように切り終わりが合わないのも無理はありません。
しかし、回数を重ねるうちに、少しずつ作業に慣れてきました。
切断面を確認する。
ずれた原因を考える。
次の切断で修正する。
大切なのは、同じ作業をただ繰り返すことではありません。
一回ごとに、何を修正するかを意識すること。
昨日できなかったことが、今日は少しできるようになる。
その小さな積み重ねが、やがて大きな技術の差になっていきます。
研修が進むにつれて、チェーンソーの扱いも次第に高度になってきました。
垂直切り。
水平切り。
45度の斜め切り。
そして、二つの切断面を合わせる受け口切り。
どの段階にも、それぞれ違った難しさがあります。
今日の受け口切りでは、狙ったところで切断を終えるという新たな課題が加わりました。
切れることと、正確に切れることは違います。
チェーンソーを持つ人が切断方向を判断し、ガイドバーの動きをコントロールする。
その技術がなければ、狙った位置へ正確に切り進めることはできません。
研修生たちは、難しくなる課題にも粘り強く取り組んでいます。
一歩ずつですが、確実に学ぶ内容は高度になってきました。
今日の実習では、水平切りと斜め切りを組み合わせる「受け口切り」に取り組みました。
しかし、これはまだ一つの段階です。
次回10月18日(日)のDay26では、「受け口切り」から「受け口作り」へと進みます。
ただ二つの切断面を合わせるだけでなく、伐倒のための受け口を正しく作ることが次の課題です。
今日苦労した切り終わりの精度も、これからますます重要になります。
一つひとつの技術が、次の技術の土台になる。
それが、40日間の研修で大切にしている学び方です。
一度切った木は、元には戻せません。
だからこそ、切る前に考え、狙った位置を意識し、最後までコントロールする。
その積み重ねが、安全で正確な伐木技術を育てていきます。
さて、本日も開催しました!
第2回レクレーション大会!
今回の競技は、**「水平切り」**です。
先週のDay24で練習した水平切りを、もう一度確かめる機会として開催しました。
水平切りは、一見すると簡単そうに見えます。
しかし、チェーンソーの重さに影響されず、狙った水平を保って切り進めることは、なかなか難しいものです。
しかも、水平に見えているだけでは十分ではありません。
二つの方向を意識し、ガイドバーの姿勢を保つ必要があります。
日頃の練習で身につけた技術を、今回は大会という形で試してみました。
大会といっても、大切なのは仲間に勝つことだけではありません。
楽しみながら、自分の技術がどこまで身についたかを確認すること。
それが、このレクレーション大会の目的です。
そして、記念すべき第2回大会の優勝者が決まりました!
優勝、おめでとうございます!
日頃の練習の成果を発揮できたことは、大きな自信につながると思います。
もちろん、今回は思いどおりの結果が出なかった研修生にも、次のチャンスがあります。
今日の実習でも繰り返し伝えたように、技術は一度で身につくものではありません。
できなかった理由を考え、次の練習で修正する。
それが上達への近道です。
真剣に学ぶ。そして、ときには楽しく競い合う。
こうした時間も、仲間とのつながりを深める大切な研修の一部になっています。
さて、第3回大会では、どんな競技が待っているのでしょうか。
次回も楽しみです!
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