

大きな紅葉を見に行かなくても、森の足元には秋があります。ドングリ、落ち葉、木の実、小さな生き物の気配。子どもたちが自分で見つける季節の変化には、自然体験ならではの面白さがあります。
森を歩いていると、つい距離や時間を気にしてしまうことがあります。でも、木を見上げたり、風を感じたり、好きな場所で休んだり。森には、自分のペースだからこそ見つけられる楽しさがあります。
木を見る時、子どもは目だけで見ているわけではありません。樹皮のざらざら、すべすべ、太さ、温度の違いを手で感じながら、一本ずつ違う木の個性を覚えていきます。
森で何かを見つけようと歩き続けても、見えないものがあります。少し止まり、待ってみる。すると虫が動き、鳥の声が聞こえ、風や木漏れ日にも気づき始めます。
森へ行ったら、何かをしなければもったいない。そんなことはありません。木の下に座り、風や鳥の声を聞き、ただ時間を過ごす。それだけでも森との付き合い方になります。
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