

2026年3月13日
森の仕事は、木を育てる仕事でもありますが、
同時に 人を育てる仕事でもあります。
山で働く人は自然から多くのことを学びます。
焦らないこと。
丁寧に続けること。
自然を尊重すること。
そして気づくのです。
森の中で働くと、人は少しずつ変わっていくということに。
林業の仕事をしていると、
「森とは何か」という問いに出会うことがあります。
木を植える。
木を育てる。
木を伐る。
林業はそういう仕事ですが、
森というものをよく見ていると、
人間が思っている以上に 強い力を持っていることに気づきます。
今回紹介する本
『森の力 ― 植物生態学者の理論と実践』は、
植物生態学者のAkira Miyawaki
が書いた本です。
この本には、
森の本当の姿が書かれています。
宮脇昭は世界中の森を調査しました。
そして一つのことに気づきます。
それは
自然の森は驚くほど強い
ということです。
自然の森には
・さまざまな種類の木
・多くの植物
・多くの生き物
が存在しています。
この多様性が、
森を強くしているのです。
台風が来ても
病気が広がっても
森全体としては
生き続ける力があります。
宮脇昭が提唱した方法に
潜在自然植生という考え方があります。
これは
その土地に本来育つ森を調べて
その樹種を植える方法です。
人間が好きな木を植えるのではなく、
土地が望む森を作る。
そうすると森は
・成長が早く
・倒れにくく
・長く続く
森になります。
つまり
自然に近い森ほど強い
ということです。
林業は木を育てる仕事です。
しかし本当は
それだけではありません。
森の力を理解し
森と共に生きる仕事でもあります。
森を管理することも大切ですが、
森の力を引き出すことも大切です。
林業の仕事は
自然と向き合いながら
未来の森を育てる仕事なのです。
宮脇昭はこう言いました。
「森は人を裏切らない」
森はゆっくりですが、
確実に育っていきます。
林業の仕事も同じです。
時間はかかりますが、
未来につながる仕事です。
だからこそ林業は
森と共に生きる仕事
なのかもしれません。
「森って不思議ですよね。
人が手をかけなくても、
ちゃんと自分で育とうとする力を持っています。
林業の仕事って、
森を支配する仕事じゃなくて
森の力を引き出す仕事なのかもしれませんね。」
彩ちゃんの安全物語 第27話が公開されました。
※フォレストカレッジホームページ
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