

2026年7月11日
令和8年度 埼玉県林業技術者育成研修
FORESTRY TRAINING REPORT|DAY 1
2026年7月11日(土)、令和8年度埼玉県林業技術者育成研修が開講しました。
今年度の研修生は6名です。
これから40日間、林業の基礎知識、安全衛生、チェーンソーや刈払機の操作、森林測量、伐木造材、現場見学、就職支援などを段階的に学んでいきます。
今年の研修ポスターに掲げた言葉は、
「森で働く。未来を育てる。」
研修生一人ひとりが、森の未来を支える人材へ成長していく40日間が始まりました。
令和8年度の開講式は、株式会社FOREST COLLEGEに隣接する森の中で行いました。
木々に囲まれた会場に研修生6名が並び、埼玉県林業技術者育成研修の新しい一年が静かに始まりました。
開講式では、埼玉県農林公社の石橋氏から、研修の目的や林業就業に向けた心構えについてご挨拶をいただきました。
研修は、単に知識や資格を得る場ではありません。
研修後に埼玉県内の林業現場で働き、地域の森林を支える人材となることが大きな目的です。
私からは、研修期間中に大切にしてほしいこととして、特に「安全」と「就職」について話しました。
林業では、技術を身につけることと同じくらい、安全な判断と行動を身につけることが重要です。
資格を取得するだけでは、安全に仕事ができるようにはなりません。
危険を予測し、仲間に声を掛け、必要なときには作業を止められる力を身につけてもらいたいと思います。
また、今年度は単なる森林作業従事者としてではなく、将来は後輩や仲間に安全と技術を伝えられる、指導者となれる人材として育てていきたいと考えています。
開講式では、研修生一人ひとりが自己紹介を行いました。
林業を志した理由、これまでの仕事や経験、研修で身につけたいことなど、それぞれの思いが語られました。
開始直後は、まだ緊張した表情が見られました。
しかし、同じ目標を持つ仲間の話を聞くことで、少しずつ会場の空気も和らいでいきました。
開講式後は教室へ移動し、オリエンテーションを行いました。
40日間の研修スケジュール、研修中のルール、欠席や遅刻の取扱い、安全管理、資格取得、就職支援などについて確認しました。
この研修では、林業技術だけでなく、社会人として時間や約束を守ること、報告・連絡・相談を行うことも重要な学習内容です。
林業は、一人だけで完結する仕事ではありません。
仲間と連携し、決められた手順を守り、安全に作業を進める力が求められます。
午後の職業能力基礎講習では、アイスブレイクとして他己紹介を行いました。
相手の話を聞き、その内容を整理して、他の研修生へ紹介します。
自分のことを話すだけでなく、相手の話をしっかり聞き、理解し、他者へ伝える力が必要です。
初めは緊張していた研修生たちも、会話を重ねるうちに少しずつ笑顔が増えていきました。
続いて、「人間関係を知る4つのステップ」と「ジョハリの窓」を使ったグループワークを行いました。
ジョハリの窓は、
という四つの視点から、自分自身や人間関係を考える方法です。
カードを使ったゲームを通して、研修生同士がお互いの長所や印象を伝え合いました。
他者から見た自分を知ることは、これからチームとして学んでいくうえでも大切です。
林業の現場では、自分一人の判断だけで作業を進めることはできません。
自分の考えを伝え、相手の意見を聞き、互いの特徴を理解しながら仕事を進める力が必要になります。
研修初日の朝は、まだ全員に硬さがありました。
しかし、自己紹介、他己紹介、ジョハリの窓などを通して、午後には自然な会話と笑顔が増えていきました。
まだ始まったばかりですが、6名は少しずつ一つのチームとしてまとまり始めています。
これから屋外実習やチェーンソー実技、伐木造材作業など、難しい課題にも挑戦していきます。
うまくいかない日もあるでしょう。
だからこそ、互いに声を掛け、支え合い、学び合える仲間になることが大切です。
令和8年度の研修では、安全と就職を二つの大きな柱として進めていきます。
研修を修了することだけが目標ではありません。
林業の現場へ就職し、安全に長く働き、いずれは後輩を育てられる技術者になる。
それが、この研修で目指す姿です。
森で働く。未来を育てる。
6名の研修生による40日間の挑戦を、これから一日ずつ記録していきます。
次回は7月12日(日)、職業人講話です。
※フォレストカレッジホームページ
https://www.young-leaves.com/