

2026年3月30日
強い人は、無理を押し通す人ではありません。
疲れにくい動き方を知っている人。
疲れにくい道具の使い方を知っている人。
疲れにくい考え方を持っている人。
そういう人が、長く続きます。
林業は、ただ頑張る仕事ではありません。
疲れないように働く知恵の仕事でもあります。
今週は彩ちゃんと一緒に、
この「疲れない力」を見ていきます。
現場に入ると、不思議に思うことがあります。
同じ森で、同じように動いているのに、
疲れ方がまるで違う人がいる。
若いのに先にバテる人。
年数を重ねているのに、最後まで動きが落ちない人。
この差は、気合いではありません。
疲れない人には、理由があります。
林業の未来を考えるとき、
私はこの「疲れない力」が、とても大事だと思います。
林業は自然の中で行う仕事です。
足場は一定ではありません。
天気も変わります。
木も地形も、毎回違います。
そんな中で、毎回力任せに働いていたら、体は持ちません。
無理な姿勢。
無駄な力み。
焦った動き。
こうしたものは、その日一日だけなら何とかなるかもしれません。
ですが、何年も続ける仕事として見ると、はっきり分かります。
疲れる働き方は、続かない。
続かない働き方の上に、未来はつくれません。
本当にうまい人は、ただ頑張っているわけではありません。
必要なところでは力を入れる。
必要のないところでは、きちんと抜く。
その切り替えがうまいのです。
歩き方。
持ち方。
構え方。
呼吸。
一つ一つは地味です。
でも、その地味な差が、夕方になると大きな差になります。
疲れない人は、手を抜いているのではありません。
無駄を抜いているのです。
ここを間違えると、林業はただ苦しい仕事になってしまいます。
これからの林業は、ただ我慢できる人を求める時代ではありません。
若い人にも入ってきてほしい。
長く続けてほしい。
年齢を重ねても働ける現場であってほしい。
そう考えるなら、必要なのは精神論ではありません。
疲れにくい技術。
疲れにくい道具。
疲れにくい段取り。
疲れにくい教え方。
そうした働き方の設計です。
未来をつくるのは、強引に押し切る人ではありません。
疲れない仕組みを残せる人です。
林業の強さは、無理を通すことではありません。
崩れずに続けられること。
明日もまた現場に立てること。
長く技術を積み上げられること。
そこに、本当の強さがあります。
疲れない人は、派手ではないかもしれません。
でも、最後まで残ります。
そして、その人たちが未来をつくります。
疲れない力は、これからの林業の土台です。
「最初は、林業って体力勝負だと思っていました。
でも現場で見ていると、最後まで元気なのは、
一番無理をしていない人なんです。
疲れないって、楽をすることじゃないんですね。
長く続けるための、本当の強さなんだと思いました。」
彩ちゃんの安全物語 第29話が公開されました。
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