

2026年1月15日
林業の魅力シリーズ 第392弾
木が腐るより先に、現場が腐ることがある
林業の現場で本当に怖いこと
木は、腐ります。
だから私たちは、防腐を考え、
乾燥を考え、置き方を考えます。
でも長く現場にいると、
それより先に腐るものを、
何度も見てきました。
現場そのものです。
1.散らかった現場は、もう危ない
道具が戻っていない。
木がどこにあるか分からない。
通路が決まっていない。
こういう現場では、
木が腐る前に、人が傷つきます。
事故は突然起きるようで、
実際は、ずっと前から始まっています。
2.「まあいいか」が積もると、現場は腐る
今日はいいか。
このくらいならいいか。
あとで直せばいいか。
この「まあいいか」が積もると、
現場は確実に腐っていきます。
やがて
誰も止めない現場
誰も責任を持たない現場
誰も全体を見ない現場になります。
木が腐るより、よほど早い。
3.腐った現場は、いい木も殺す
どんなにいい木があっても、
どんなにいい道具があっても、
現場が腐っていれば、全部が無駄になります。
無理な工程。
無理な日程。
無理な人員。
それは木を痛め、
人を壊し、
仕事を短命にします。
現場が腐ると、
林業そのものが続かなくなる。
木が腐るのは、自然現象です。
だから対策があります。
でも、現場が腐るのは、
人間の問題です。
だから、道具より先に、
技術より先に、
現場の空気を整える必要があります。
森に関わる前に、人を守る。
木を守る前に、現場を守る。
林業で一番の防腐は、
現場を腐らせないことだと、
私は思っています。
note更新のお知らせ(1月14日更新)
彩ちゃんの安全物語 第19話が公開されました。
『“わかっているつもり”が一番危ない』
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