コンテンツ本文へスキップ
プリローダーイメージ
スマートフォンサイトはこちら

林業の魅力シリーズ

コンテンツタイトル下地
  • カテゴリー

  • アーカイブ

林業の魅力シリーズ 第393弾:『山のパンセ』に学ぶ|山に入る前に整えるもの

2026年1月16日

林業の魅力シリーズ 第393弾

 

『山のパンセ』に学ぶ

 

山に入る前に整えるもの

 

 

 

林業の本、山の本、自然の本は、

 

たくさんあります。

 

技術の本も、制度の本も、歴史の本もある。

 

 

でも時々、

 

「仕事の前に読む本」が

 

必要になるときがあります。

 

 

今日紹介したいのは、

 

串田孫一さんの

 

『山のパンセ』。

 

 

これは、山の登り方の本ではありません。

 

自然の利用法の本でもありません。

 

山に入る人間の“心の姿勢”の本です。

 

 

 

 

 

 

1.この本は、役に立たない。でも、外さない

 

『山のパンセ』を読んでも、

作業が早くなるわけではありません。

道具の使い方も書いてありません。

儲かり方も出てこない。

 

でもこの本は、

山に入る人間の“ズレ”を、静かに正してきます。

 

・自然を甘く見ていないか

・自分を過信していないか

・山を消費していないか

 

串田孫一の文章は、

優しいけれど、逃がしてくれない。

 

 

 

2.「現場が腐る」とき、人の中で何が起きているか

 

昨日は

「木が腐るより先に、現場が腐ることがある」

という話を書きました。

 

『山のパンセ』を読むと、

その“腐り始め”がよく見えます。

 

慣れ。

慢心。

自然を背景にしてしまう感覚。

自分が主役だと思い始める瞬間。

 

串田孫一は、

山を「征服の対象」にした瞬間、

人は一番危なくなると、繰り返し書いています。

 

現場が腐る前に、

たいてい、人の内側が先に腐る。

 

 

 

3.林業者こそ、この本を読む意味がある

 

この本は、

登山の本として読まれがちです。

 

でも私は、

林業に関わる人間こそ読むべき本だと思っています。

 

毎日山に入るからこそ、

自然は「場所」になり、

「資源」になり、

「背景」になりやすい。

 

『山のパンセ』は、

その当たり前を、何度も引きはがしてきます。

 

山は、仕事場である前に、

人間より大きな存在だということを。

 

 

 

林業は、技術の仕事です。

 

体の仕事です。

 

段取りの仕事です。

 

 

でも同時に、

 

姿勢の仕事でもあります。

 

 

『山のパンセ』は、

 

チェーンソーの代わりにはならない。

 

ヘルメットの代わりにもならない。

 

 

でも、

 

それらをかぶる人間の“中身”を、

 

静かに整える本です。

 

 

現場が腐らないために。

 

自分が腐らないために。

 

 

ときどき、

 

仕事の本棚に入れておいてほしい一冊です。

 

 

 

note更新のお知らせ(1月14日更新)

 

彩ちゃんの安全物語 第19話が公開されました。

『“わかっているつもり”が一番危ない』

noteで読む

 

 

※フォレストカレッジホームページ

https://www.young-leaves.com/

※X

https://x.com/wooden_tinys

※アメブロ

https://ameblo.jp/woodendreams/entrylist.html

コンテンツ本文の先頭へ戻る ページの先頭へ戻る
コンテンツ本文の先頭へ戻る ページの先頭へ戻る