

2026年2月13日
林業の本、というと
技術書や専門書を思い浮かべる人が多いかもしれません。
伐採方法。
機械。
施業計画。
もちろんそれも大事です。
でも。
林業って、
本当はもっと根っこのところにある仕事だと思うんです。
今日は、
そんな「生き方」そのものを考えさせてくれた一冊。
稲本正さんの
『森と生きる』 を紹介します。
この本を読んで、
最初にハッとしたのはここでした。
森を「資源」として見るか、
森を「共に生きる存在」として見るか。
この違い。
たったそれだけで、
仕事のやり方も、人生観も、全部変わる。
効率を求める林業。
数字を追う林業。
伐ることが目的になる林業。
そうではなくて。
森と一緒に呼吸する林業。
その視点が、この本には流れています。
本の中で語られるのは、
単なる森林利用の話ではありません。
家、家具、薪、暮らし、地域、歴史。
木と共にある生活。
読んでいると気づきます。
林業は産業というより、
「文化」なんだな と。
昔の人は、
森を削って生きていたんじゃない。
森と折り合いをつけながら、
森に生かされていた。
その感覚が、
すっと胸に入ってきます。
これは、数字では学べない感覚です。
林業の現場にいると、
当たり前に木を触ります。
土を踏みます。
雨に打たれます。
でも町にいると、
森は「遠い存在」になります。
だからこそ思うんです。
この本は、林業者だけの本じゃない。
森から離れてしまったすべての人の本だ と。
森は、利用する対象じゃない。
一緒に生きる相手なんだ。
そんな当たり前のことを、
改めて思い出させてくれます。
林業は、
木を伐る仕事だと思われがちです。
でも私は最近、
森とどう生きるかを考える仕事 なんじゃないかと感じています。
この本は、
その原点を思い出させてくれる一冊でした。
技術の前に、思想がある。
作業の前に、姿勢がある。
もし今、
林業の意味に迷っている人がいたら。
ぜひ読んでみてください。
きっと、
森を見る目が少し変わると思います。
彩ちゃんの安全物語 第23話が公開されました。
『その空気、読んでいないか?』
※フォレストカレッジホームページ
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