

2026年2月12日
林業って、にぎやかな仕事ではありません。
重機の音やチェーンソーの音はあるけれど、
基本は、静かです。
山に入ると、
人よりも、木のほうが多い。
一日、誰とも話さない日もある。
でも私は、
この「ひとりの時間」が好きです。
今日はそんな話を書こうと思います。
車を降りて、森に一歩入る。
それだけで世界が変わります。
町の音が消えて、
代わりに聞こえるのは
風の音
葉のこすれる音
鳥の声
自分の足音
それだけ。
最初は寂しく感じる人もいるかもしれません。
でも、しばらくすると気づきます。
ああ、これが本来の音なんだな と。
人間の音のほうが、実は騒がしかったんだと。
切株に腰を下ろして、お茶を飲む。
空を見上げる。
ただそれだけの時間。
スマホも鳴らない。
誰にも急かされない。
山の中では、
時間の流れが少しゆっくりになります。
不思議なもので。
森にいると、
頭の中のゴチャゴチャが消えていきます。
悩み事も、焦りも、怒りも、
だんだん小さくなっていく。
代わりに出てくるのは、
「まあ、なんとかなるか」
そんな素直な気持ち。
森には、人を落ち着かせる力があるんでしょうね。
林業は、
チームワークも大事です。
でも実際は、
「ひとりで判断する時間」のほうが長い。
どの木を伐るか
どこに倒すか
どこが危ないか
どう動くか
最後は全部、自分で決める。
だからこそ。
この「ひとりの時間」が、
大切なんだと思います。
森と向き合って、
自分と向き合って、
静かに考える。
林業って、
ちょっとした修行みたいな仕事ですね。
でも私は、そんなところが好きなんです。
世の中には、
にぎやかな仕事がたくさんあります。
人に囲まれて、
常に話して、
常に急いで。
それも悪くない。
でも。
もし疲れたら、
一度、森に来てみてください。
きっと分かります。
誰もいない時間って、こんなに豊かなんだ って。
林業の魅力は、
木を伐ることだけじゃない。
この静かな時間そのものが、
もうご褒美なのかもしれません。
今日もまた、
森でひとり、ゆっくりお茶を飲みながら、
そんなことを考えていました。
彩ちゃんの安全物語 第23話が公開されました。
『その空気、読んでいないか?』
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