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HAL散歩8月 Day1 2分間歩行123m―足を出すより、身体を前へ

2026年8月18日

HAL散歩8月 Day1

2分間歩行123m―足を出すより、身体を前へ

 

8月17日(月)。

今日から21日(金)まで、再び新潟病院でHALリハビリ入院です。

「HAL散歩8月」が始まりました。

朝、埼玉から新潟へ向かう途中、谷川岳連峰は雲や霧に包まれ、山の姿はほとんど見えませんでした。

ところがトンネルを越えると、ところどころ日が差し、いつもの岩原スキー場はくっきり見えました。

毎月通っている同じ道なのに、山の表情は毎回違います。

身体も同じなのかもしれません。

先月と同じように見えても、その日の疲れ、睡眠、筋肉の状態によって、歩き方は毎回変わります。

そんな8月のHAL散歩が始まりました。

 



新潟へ向かう途中の谷川岳連峰。今日は雲や霧に包まれ、山の姿はほとんど見えませんでした。

 



トンネルを越えると、ところどころ日差しが見え、いつもの岩原スキー場はくっきり。HAL散歩8月の始まりです。

 


午前11時40分、まずは歩行評価

入院初日の午前11時40分から、さっそく歩行評価を行いました。

2分間歩行と10m歩行です。

7月の2分間歩行は約116mでした。

今回は、

123m。

7m伸びました。

10m歩行も、わずかですが前回より時間が短くなりました。

数字だけを見れば、8月は良いスタートです。

でも、今日の123mは決して余裕を持って歩けた123mではありませんでした。

 


後半はものすごい息切れ

私は2分間歩行をすると、後半に体力が急激に落ちます。

今回も同じでした。

しかも今日は、息切れもかなり強くなりました。

そこで今回は、ひとつ作戦を考えていました。

マラソンを走る時のように、

「ハッハッ、フッフッ」

と、自分なりに一定のリズムで呼吸を続けることです。

苦しくなってから慌てて呼吸するのではなく、歩きながら呼吸のリズムを意識する。

すると、思っていた以上に冷静に歩くことができました。

後半、身体は確実に疲れていました。

それでも、呼吸だけは最後まで乱さないように意識しました。

そして2分間が終わった時には――

正直に言えば、

喉から炎が出るんじゃないかと思うほど疲れました。

それでも最後まで、自分で決めた呼吸のリズムは続けました。

123mという数字の裏には、そんな2分間がありました。

 


今日は「足を出す」ことを考えなかった

もうひとつ、今日の評価で意識したことがあります。

それは、

「足を前へ出そうとしない」

ことです。

7月のHAL散歩では、着地した足をすぐに抜かず、踵から足裏、そして母趾球付近まで荷重を移すことを何度も練習しました。

自分の力で次の脚を急いで振り出そうとすると、身体の動きが乱れます。

そこで今日は、

「足を前へ出す」

というよりも、

「股、つまり骨盤を前へ運ぶ」

ことを意識しました。

脚だけを前へ放り出そうとするのではない。

身体そのものを前へ進める。

骨盤が前へ動けば、脚はその動きについてくる。

そんなイメージです。

歩ける人なら、こんなことを考えながら歩くことはないと思います。

でも私にとっては、一歩を出すために身体の使い方を一つひとつ考える必要があります。

7月に何度も考えた、

「歩くという当たり前を分解する」

という作業は、8月も続いています。

 


123mに伸びた。でも数字だけでは見えない

7月は116m。

8月は123m。

7m伸びました。

これは素直に嬉しいことです。

でも、7m伸びたから身体がすべて良くなった、と単純には考えていません。

今日の後半は大きく体力が落ちました。

息切れも激しくなりました。

太ももの状態、腕への依存、身体の疲れ方。

数字の中には、いろいろな要素があります。

評価は、記録を競うためだけのものではありません。

数字を取りながら、

「その数字を、どんな身体で出したのか」

を見ることが大切だと思います。

今日の123mは、呼吸を意識し、骨盤を前へ運ぶことを考えながら歩いた123mでした。

それが、今日の本当の記録です。

 


午後のHAL散歩は、とにかく身体が重かった

午前中の評価を終え、午後はHAL散歩です。

ところが、午後になると身体がとても重く感じました。

午前中に2分間歩行と10m歩行を行った疲れ。

土曜日、日曜日の疲労。

睡眠不足。

そして埼玉から新潟までの移動。

いくつもの条件が重なっていました。

HALを装着して歩き始めても、身体が軽く動く感じはありません。

今日は、

「HALが重い」

と感じる一日でした。

スタッフさんからも、筋肉の電位には乱れが見られたと説明を受けました。

疲れている時は、自分が「疲れた」と感じるだけではなく、筋肉から出る信号にもその状態が表れるのだと思います。

午前中に評価で123m歩けたことと、午後のHALで身体が重かったこと。

一見すると矛盾しているようですが、これも今日の身体の状態です。

 


午前中の歩行評価、週末からの疲労、睡眠不足、埼玉から新潟までの移動が重なり、午後のHALは身体がかなり重く感じました。

 


屈曲と伸展の信号が一緒に出る

HALのモニターを見ると、筋肉の信号にも乱れがありました。

本来は動作に合わせて切り替わる屈曲と伸展の信号が、一緒に出ている場面もありました。

あとで分かったことですが、私自身が背中側にあるボタンを知らないうちに押してしまい、感度が高くなっていたことも影響していたようです。

こうした機器の設定も含めて、HALは本当に細かな調整の上で動いていることを改めて感じました。

自分ではただ歩いているつもりでも、

身体の疲労。
筋肉の信号。
HALの感度。
歩くタイミング。

いろいろな条件が重なって、歩き方が変わります。

 



HALのモニター画面。足への荷重や立脚の状態などを確認しながら、その日の身体の反応を見ていきます。

 



屈曲と伸展の信号が一緒に出ている場面。あとで、背中側のボタンを知らないうちに押してしまい、感度が高くなっていたことにも気づきました。

 


肩HALは左腕だけ

今日は肩HALも行いました。

ただし、右腕用の肩HALが故障していたため、今日は左腕だけの実施になりました。

7月の肩HALでは、左腕は比較的スムーズに動く一方、右腕は自分で上げ下げしようとする意識が強く出ることが課題になっていました。

今日は右腕を行うことができなかったので、その比較は次回以降に持ち越しです。

HALリハビリは、毎回予定通りに進むとは限りません。

身体の状態も変わります。

機器の状態もあります。

その中で、その日にできることを積み重ねていく。

これもHAL散歩の一部です。

 


今日は右腕用の肩HALが故障していたため、左腕のみ実施しました。できる範囲で、腕を動かす感覚を繰り返します。

 


Day1を終えて

HAL散歩8月Day1。

午前の2分間歩行は123m。

7月の116mから、7m伸びました。

10m歩行も、わずかですが時間が短くなりました。

数字としては、良いスタートです。

ただし、その123mは決して楽に歩いた123mではありませんでした。

後半は体力が急激に落ち、息切れもかなり強くなりました。

それでも、

「ハッハッ、フッフッ」

と呼吸のリズムを最後まで保ちました。

そして今日は、足を無理に前へ出そうとするのではなく、

骨盤を前へ運ぶ。

そのことを意識しました。

午後のHAL散歩では一転して、身体がとても重く感じました。

午前中の評価。
土日の疲労。
睡眠不足。
埼玉から新潟までの移動。

いろいろな疲れが重なり、筋肉の電位にも乱れが見られました。

123m歩けた。

でも、午後は身体が重かった。

どちらも今日の自分です。

数字だけでは、身体のすべては分かりません。

だからこそ私は、数字と一緒に、

どう呼吸したのか。
どこが疲れたのか。
何を意識して歩いたのか。
HALと身体はどう反応したのか。

そこまで記録しておきたいと思います。

8月のHAL散歩は、7月より7m前へ進んだところから始まりました。

明日は、その7mよりも、

今日見つけた歩き方を、もっと楽に再現できるか。

そこを見ていきたいと思います。

 

 

 

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