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林業の魅力シリーズ

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森は、みんなの居場所になれる|こぴすが目指したバリアフリーの森

2026年5月7日

こぴすからフォレストカレッジへ

 

ゴールデンウィーク後半は、
NPO法人森林活用研究会こぴすの原点を見つめ直してきました。

こぴすの原点は、森です。
そして、子どもです。
さらに、森をみんなに開くことです。

子どもが育つ森。
高齢者や障害のある方も入れる森。
人が少し元気を取り戻せる森。

その思いは、形を変えながら、
今のフォレストカレッジにもつながっています。

 


林業の魅力シリーズ 第470弾

こぴすからフォレストカレッジへ

森の学びは形を変えて続いている

 


はじめに

ゴールデンウィーク後半の3日間は、
NPO法人森林活用研究会こぴすの原点を見てきました。

こぴすとは何か。
子どもは森でどう育つのか。
森はみんなの居場所になれるのか。

この3日間で改めて感じたのは、
こぴすの活動の中心にあったのは、
森を人に開くことだったということです。

子どもに開く。
高齢者に開く。
障害のある方に開く。
地域に開く。
自然から少し離れてしまった人に開く。

森は、ただ木が生えている場所ではありません。

学ぶ場所であり、
遊ぶ場所であり、
癒やされる場所であり、
人が自分を取り戻す場所でもあります。

そして、その森の学びは、
形を変えながら今のフォレストカレッジへつながっています。

 


こぴすの原点は、森を人に近づけること

NPOこぴすは、森林の力を活かして、
福祉や教育の場をつくることを目指してきました。

こぴすのパンフレットにも、老若男女、健常者・障害者を問わず、森林の有能性を活かして森林保全と福祉・教育の場を提供し、人々の健康維持増進やメンタルヘルスケア、森林保全に寄与することを目的として設立されたとあります。

これは、とても大きな考え方です。

森は、山の仕事をする人だけの場所ではない。
子どもだけの場所でもない。
元気な人だけの場所でもない。

森は、もっと多くの人に開かれていい。

この思いが、こぴすの原点です。

そしてその原点は、今も消えていません。

 


子どもの森から、学びの森へ

こぴすでは、森の幼稚園や森林療育の考え方を大切にしてきました。

子どもたちは、森の中で勝手に学びます。

虫を見つける。
葉を拾う。
木の根につまずく。
友だちと助け合う。
斜面を登る。
怖さを感じる。
もう一度やってみる。

そこには、机も黒板もありません。

でも、学びがあります。

こぴすのパンフレットでは、森の幼稚園について、森林の木々・大地・空気・水などのすべてを幼稚園・教室とみなし、自然の中での体験を通して運動能力や自立能力を高める考え方が紹介されています。

これは、子どもだけの話ではありません。

大人も同じです。

森の中では、頭だけでは足りません。
体で感じる。
自分で考える。
周りを見る。
危険を読む。
仲間と関わる。

そういう力が必要になります。

子どもの森で育つ力と、
大人が森で学ぶ力は、実はどこかでつながっています。

 


フォレストカレッジは、形を変えた森の学び

現在のフォレストカレッジは、
林業の技術や安全を学ぶ場です。

チェーンソー。
刈払機。
伐木。
森林整備。
安全教育。
現場判断。

内容だけ見れば、子どもの森遊びとはまったく違うように見えるかもしれません。

でも、根っこは同じです。

森に入り、
森を見て、
森から学ぶ。

この一点は変わりません。

こぴすが子どもや地域に向けて開いてきた森の学びが、
今はフォレストカレッジという形で、
林業を学ぶ人たちへ受け継がれています。

パンフレットの主な活動実績にも、チェーンソー特別教育、刈払機安全衛生講習、フォレストカレッジ「森林ビルダー養成科」、埼玉県林業技術者育成研修などが記載されています。

つまり、こぴすからフォレストカレッジへ、
活動の形は変わっても、
森で人を育てるという芯は続いているのです。

 


インボイスを機に、形は変わった

3年前までは、埼玉県林業技術者育成研修や安全講習も、
NPO法人森林活用研究会こぴすが担ってきました。

その後、インボイス制度の導入などを機に、
活動の実務はフォレストカレッジへ移っていきました。

これは、単なる名前の変更ではありません。

社会の仕組みが変わり、
事業の形が変わり、
求められる運営の形も変わった。

その中で、活動を続けるために形を変えたのです。

正直に言えば、忙しさの中で、
こぴすの原点だった子どもの活動に十分戻れなかった時期もあります。

それは事実です。

でも、原点を忘れたわけではありません。

むしろ今だからこそ、
もう一度こぴすの原点に戻る意味があります。

仕事としての森の学び。
子どもが育つ森の学び。
この両方があって、森の教育は深くなります。

 


森の学びは、年齢で分かれない

子どもには、子どもの森の学びがあります。

見つける。
触れる。
転ぶ。
遊ぶ。
助け合う。

大人には、大人の森の学びがあります。

安全を学ぶ。
道具を学ぶ。
技術を学ぶ。
判断を学ぶ。
責任を学ぶ。

一見、違うように見えます。

でも、どちらも森から学んでいます。

森の中では、予定通りにいかないことがあります。
思った通りに動けないことがあります。
自然の条件に合わせなければならないことがあります。

それは、子どもにとっても大人にとっても同じです。

だから森の学びは、年齢で分かれるものではありません。

幼い頃に森で感じたことが、
大人になって自然を大切にする心につながることもあります。

大人になって森を学び直すことで、
子どもに伝えられることが増えることもあります。

森は、世代を越えて人を育てる場所です。

 


こぴすを再び子どもの活動へ

これから、こぴすはもう一度、
原点である子どもの活動へ目を向けていきたいと思っています。

立派な施設がなくてもいい。
完璧なカリキュラムでなくてもいい。

森がある。
山がある。
木がある。
土がある。
子どもが自分で見つける時間がある。

それだけで、始められることがあります。

もちろん、安全のための見守りは必要です。
森を整える手も必要です。
活動を支える人も必要です。

でも、目指すものは難しくありません。

子どもが森に入る。
自然に触れる。
自分で遊ぶ。
自分で考える。
人と関わる。

その時間を、もう一度つくることです。

こぴすは、森が子どもを育てる活動を、もう一度育て直していきたいと思っています。

 


おわりに

こぴすからフォレストカレッジへ。

この流れは、過去から現在への単なる移り変わりではありません。

森の学びが、形を変えて続いてきたということです。

子どもの居場所としての森。
高齢者や障害のある方に開かれた森。
林業を学ぶ人のための森。
安全を学ぶ場としての森。

どれも別々のようで、根っこは同じです。

森は、人を育てる場所である。

この考えが、こぴすにもフォレストカレッジにも流れています。

これからも、森の学びは形を変えながら続いていきます。

そして、こぴすの原点である子どもの活動も、
もう一度少しずつ形にしていきたいと思っています。

NPOこぴすでは、こうした活動に賛同し、力を貸してくださる方を募集しています。

子どもたちが森の中で遊び、学び、自分らしく育つ時間を守ることは、
子どもたちの未来を明るくする活動です。

森を整えること。
子どもを見守ること。
活動を知ってもらうこと。
応援してもらうこと。

その一つ一つが、未来につながります。

こぴすからフォレストカレッジへ。
そしてまた、子どもたちの森へ。

森の学びは、これからも続いていきます。

 


彩ちゃんのひとこと

「こぴすの活動とフォレストカレッジは、別々のものだと思っていました。

でも、根っこは同じなんですね。

森に入り、森から学び、人が育っていく。

子どもが森で育つことも、
大人が林業を学ぶことも、
どちらも森の学びなんだと思いました。

形は変わっても、思いは続いている。

そのことが、とても大切なんですね。」

 

 

note更新のお知らせ(5月6日更新)

彩ちゃんの安全物語 特別編が公開されました。

『森で働く一歩、どこから始める?』

令和8年度 埼玉県林業技術者育成研修

受講生募集のお知らせ

 

※フォレストカレッジホームページ
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