2024年5月11日
みなさま、こんにちは。
5月9日と10日、埼玉県加須市に位置するシルバー人材センターで
チェーンソー特別教育の出張講習が行われました。
この2日間で、男性29名、女性1名の合計30名の受講生が参加し、
学科と実技の両方を通じてチェーンソーの安全操作を学びました。
5月9日(学科)
1日目は学科です。徹底的に安全の知識を覚えます。
4年前に更新された規則の詳細を再確認します。
チェーンソーの名称と使い方を解説する動画を利用して、わかりやすく指導しました。
「泣くほど研げば笑うほど切れる」いつもの格言。
良く切れるチェーンソーにすることは振動障害と林業災害の軽減に繋がります。
1台のチェーンソーを複数人で使うときは補助道具を使い誰が研いでも同じ切れ味になるようにすることが大事です。
ヤスリホルダーという補助道具で丸ヤスリの1/5を頭に出し、
ホルダーガイドという補助道具は刃に30度の角度を作ります。
最初は燃料の正しい入れ方から教え、安全と正確さを強調します。
エンジン始動時の安全対策に特に注意を払い、事故の予防を徹底します。
玉切り実習に移ります。参加者は丸太を直角に切る基本的な技術と姿勢を学びます。
正しいフォームで安全かつ効率的に作業できるよう指導します。
特にキックバック発生時の安全対策を重視し、左手の位置とブレーキの使用方法を徹底的に練習します。
チェーンソーの基本的な使用方法、チェーンソーの重さを利用した切り方。
アクセルを緩めたり吹かしたりとアクセルワークを覚えませます。
これは安全に作業を行うための非常に重要な技術であり、チェーンソーを操作する際の基本中の基本です。
木を裂けさせない切り方はしっかりと覚えてもらいたいので必ず講師がガイドをして正しい切り方を覚えます。
正確で安全な操作を徹底して学んでもらうため、詳細なガイダンスを提供します。
安全かつ効率的な枝払い方法を、基本の「ワンツースリー」動作として教え、操作の自信をつけます。
ガイドバーの扱い方をマスターすることで、より安全でスムーズな枝払いが可能になります。
この技術は作業のスピードと安全性を大幅に向上させます。
伐倒のデモンストレーションを行い、その手順を詳細に説明します。
安全な伐倒技術は、林業作業の中でも特に重要な部分であり、事故を未然に防ぐためには正しい知識と技術が不可欠です。
講習では、伐倒の正確な手順だけでなく、なぜその動作が必要なのかを詳しく説明します。
このアプローチにより、会員さんが理論だけでなく実践的な知識も深く理解し、
自信を持って作業に臨むことができます。
私たちは、数字と実例を用いて理解を促進し、安全な作業環境の構築を助けます。
仕事終わりのチェーンソーの正しいメンテナンス方法を学びます。
これは、チェーンソーの性能を最適に保ち、長期的な安全使用に直結します。
参加者たちは、2日間の講習を通じて、朝早くから夕方遅くまで一生懸命に取り組みました。
このような熱心な姿勢は、安全な林業作業の基盤を形成します。
今回の出張講習は、シルバー人材センターでの開催を通じて、地域の皆さんに直接的な学習機会を提供しました。
当社のチェーンソー特別教育は、受講者に安全で効果的な技術を身に付けさせることに特化しており、
遠方からの受講者にも高い評価を得ています。
これからも安全と技術の向上を目指し、質の高い講習を提供していく所存です。
次回のチェーンソー特別教育6月コースは、6月20日21日に開催です。
このコースは、チェーンソーの取り扱いに慣れていない初心者の方々でも、安心して学べる環境を提供します。
経験豊富なインストラクターが、基本から丁寧に指導するため、
チェーンソーの安全な使い方をしっかりとマスターすることができます。
まだ若干名の空きがありますので、チェーンソー操作に興味のある方、これから林業に携わる予定の方、
または安全な木の伐採方法を学びたいと考えている方は、ぜひこの機会にご応募ください。
チェーンソーを使った作業の安全性と効率を高めるための最適な場です。
参加をご希望の方は、お早めにお申し込みを。
皆様の積極的な参加を心よりお待ちしております!