

2026年9月29日
HAL散歩9月が始まりました。2026年9月28日(月)から10月2日(金)まで、新潟病院で5日間のHALリハビリに入ります。
今回のDay1は、いつもの入院初日とは少し違うスタートになりました。
かなり疲れがたまっていて、朝5時半起きは正直きつかった。
新潟病院に到着したのは午前11時でした。
さらに股の摩擦性皮膚炎もあったため、今日は無理をせず、予定していた歩行評価は中止しました。
それでも、病院へ到着してからレントゲン、心電図、採血などを行い、午後2時からのHAL散歩には間に合いました。
忙しい一日でしたが、やっぱり新潟へ来ると、
「今月もHAL散歩が始まったな」
という気持ちになります。
埼玉を出て新潟へ向かう途中、今日はずっと雨でした。
いつもなら谷川岳連峰が迎えてくれますが、今日は雲と霧の中。
山の姿はほとんど見えません。

いつもの谷川岳連峰も今日は雨と雲の中。9月のHAL散歩は、しっとりした空から始まりました。
関越トンネルを越えると天気が変わっていることも多いのですが、今日はトンネルの向こう側も雨。
関越トンネルを越えても今日は雨。いつもの岩原スキー場も、雨に煙る景色になっていました。
身体も天気も、毎回同じではありません。
それでも新潟へ向かうこの道を走ると、少しずつ気持ちがHAL散歩へ切り替わっていきます。
病院に着いて撮ったのが、旧館の写真です。

私のHAL散歩の原点。HALの治験は、この旧館から始まりました。
今では毎月のようにHAL散歩を続けていますが、私にとってHALとの付き合いはここから始まりました。
長く続けていると、一回一回の変化は小さく見えます。
でも過去の自分と比べると、
歩き方に対する考え方そのものが、かなり変わっています。
今日は歩行評価を行わなかったため、午後2時からHAL散歩に入りました。
疲労はかなりありました。
それでもHALを装着して歩き始めると、意外な感覚がありました。
今日、一番意識したのは、
股・腰から身体を前へ運ぶこと。
8月からずっと取り組んできたテーマです。
足そのものを、
「右を出そう」
「次は左を出そう」
と考えるのではありません。
身体の中心を前へ運ぶ。
すると脚がその動きについてくる。
今日もそこを意識しました。
8月まで、私は何度も、
後ろ足を残す。
ということを考えてきました。
でも、残すことばかり意識すると、今度は残しすぎてしまいます。
後ろ足が床に貼りついたようになれば、次の一歩へのブレーキになります。
そこで今日は、
残しすぎないこと
にも注意しました。
ところが歩いていて、これまでとは少し違う感覚がありました。
今日は、
「後ろ足を残そう」
として残している感じではありませんでした。
股・腰から身体が自然に前へ進む。
前の脚へ体重が移る。
その結果として、
後ろ足が自然に残る。
そんな感じです。
言葉にするとほんの少しの違いですが、私にとってはかなり大きな違いでした。
残したのではなく、残った。
今日の歩きを一言で表すなら、これだと思います。

後ろ足を意識的に残すというより、身体が前へ進む結果として自然に足が残る。今日のHAL散歩で感じた大きな変化です。
そして今日、もう一つ大きな感覚がありました。
歩き始める最初のきっかけは、自分で出します。
「前へ行こう」
という意思は自分から出す。
でも、その後は、
自分で一歩一歩を作っている感じがありませんでした。
だからといって、
HALに歩かされている感じでもありません。
では何なのか。
一番近い言葉は、
「歩くのが当たり前」
でした。
普通に歩ける人は、
「右脚を出して」
「骨盤を前へ出して」
「後ろ足を残して」
などと考えません。
歩こうと思えば、身体が勝手に歩きます。
今日はほんの一時ですが、
そこに近い感覚があった。
これは今日のDay1で一番大きな収穫かもしれません。
自分で一歩一歩を作っている感じでもなく、HALに歩かされている感じでもない。今日は「歩くのが当たり前」という感覚に少し近づけたHAL散歩でした。
8月から続けている、
「疲れる前に休む」
という作戦も継続しています。
今日も復路で、休憩場所が近づいてくると少し疲労が出ました。
そうなると、どうしても腕で身体を支えようとします。
以前ならグリップを強く握り、
「もう少しだから」
と腕の力で進んでいました。
でも今は違います。
腕に頼り始めそうだと感じたら、
意識的にグリップを緩めます。
指にも力を入れない。
グリップを握り込んで身体を吊るような歩き方へ戻らないようにします。
もちろん、安全のために手を離して歩くことが目的ではありません。
PTさんの管理のもとで、
腕に頼り始めたことを自分で察知するためのサイン
として、握る力を緩めています。
復路では休憩場所が近づくと疲労から腕へ頼りそうになります。そんな時は意識的にグリップを緩め、腕で身体を支える歩きへ戻らないようにしています。
今日は本来なら入院初日の歩行評価を行う予定でした。
しかし、疲労がかなりたまっていたことに加えて、股の摩擦性皮膚炎もありました。
そのため評価は中止しました。
これは残念なことではありません。
今の身体で無理に数字を取りにいくより、
良い状態でHAL散歩を続けること
の方が大切です。
8月に見つけた、
「疲れる前に休む」
という考え方は、歩いている時だけではありません。
リハビリ全体にも同じことが言えるのだと思います。
今日は評価をしない。
でもHAL散歩はできた。
それで十分です。
今日は肩HALは行いませんでした。
明日から肩HALが始まります。
そして今回は、故障していた右腕用の肩HALも揃ったとのこと。
8月は左腕だけの日が続きました。
明日からは久しぶりに左右の肩HALを行える予定です。
歩行だけでなく、上半身についても今回の5日間でどんな感覚が出るのか。
こちらも楽しみにしています。
HAL散歩9月 Day1。
今日はかなり疲れた状態で新潟へ入りました。
朝5時半起き。
午前11時に病院到着。
レントゲン、心電図、採血。
股の摩擦性皮膚炎もあり、歩行評価は中止。
決して万全のスタートではありませんでした。
それでも午後2時からHAL散歩をすることができました。
そして今日、思いがけず一つの感覚がありました。
後ろ足を残したのではなく、身体が前へ進んだから自然に残った。
さらに、
自分で歩いている感じでもない。
HALに歩かされている感じでもない。
ただ、歩くのが当たり前に感じた。
ほんの短い時間だったかもしれません。
でも私にとっては、とても大きな感覚です。
普通に歩ける人には、歩くことは当たり前です。
私は、その当たり前を取り戻すために、
何度も考え、
何度も失敗し、
何度も同じことを繰り返してきました。
そして今日、
少しだけ、
「考えなくても歩ける」
という場所に近づけたような気がします。
9月のHAL散歩は、そんな一歩から始まりました。
明日も新しいことを無理に探すのではなく、
今日の自然な歩きを、もう一度身体で確かめたいと思います。。