

2026年4月22日
林業は、覚えるだけの仕事ではありません。
教わったことを土台にして、
その場で考え、判断し、動く仕事です。
同じ木は一本としてありません。
同じ状況もありません。
だからこそ必要になるのが、判断力です。
今週は彩ちゃんと一緒に、
この「現場で活きる判断力」を見ていきます。
現場では、こんなことがあります。
うまくやろうとしたのに、
かえって危なくなってしまう。
丁寧にやろうとしたのに、
動きが固くなってしまう。
きれいに決めようとして、
判断が遅れてしまう。
これは技術が足りないから、とは限りません。
むしろ、真面目な人ほど起こりやすいことです。
教科書で学んだことを、
そのまま正確にやろうとする。
これはとても大事です。
ですが現場では、
それが強すぎると逆に危なくなることがあります。
決めた形にこだわる。
手順にこだわる。
正しさにこだわる。
そうすると、周りが見えなくなる。
木の動き。
風の変化。
足元のズレ。
本来見るべきものが、抜けてしまうことがあります。
正しさに集中しすぎると、現場の変化に気づきにくくなります。
現場で長くやっている人は、
意外と形に固執しません。
基本は守る。
でも、それに縛られすぎない。
状況を見て、少し変える。
危ないと感じたら止める。
無理をしない。
この余裕があります。
逆に、うまくやろうとしすぎると、
動きが固くなります。
固くなると、判断が遅れます。
遅れると、危なさにつながります。
うまさとは、きれいにやることではなく、安全に終えることです。
現場で一番大事なのは、
その場でどう判断するかです。
同じように見える場面でも、
少しの違いで結果が変わります。
だから、
「こうすれば必ずうまくいく」
というものはありません。
あるのは、
今どうかを見ること。
今どう動くか決めること。
それだけです。
その判断をするためには、
形にこだわりすぎない柔らかさが必要です。
うまくやろうとすることは、悪いことではありません。
ですが、それにとらわれすぎると、
かえって危なくなることがあります。
現場では、きれいに決めることより、
安全に終えることの方が大事です。
少し違うと思ったら止まる。
無理だと思ったらやめる。
迷ったら確認する。
この判断ができる人は、長く続きます。
うまくやるより、安全に終える。
この感覚が、現場ではとても大事です。
「うまくやろうとするほど、体が固くなることがあります。
でも現場では、それが危ないことにもつながるんですね。
きれいにやることより、
ちゃんと終えることが大事だと分かりました。
少し力を抜くことも、大事なんですね。」
彩ちゃんの安全物語 第33話が公開されました。
※フォレストカレッジホームページ
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