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HAL散歩4月物語|評価より大切なものを見つけた1週間【右足の蹴り脚と5月への課題】

2026年4月5日

HAL散歩4月物語

 

評価より大切なものを見つけた1週間

 

2026年3月30日から4月3日まで、
新潟病院で「HAL散歩4月」を行った。

今回のテーマははっきりしていた。

HALの力を借りて、正しい歩き方を身体に覚え込ませること。

前回は、どうしても評価のことが頭にあり、
数字を追う気持ちが先に立ってしまった。
そのぶん疲れも出た。

だから今回は違う。
焦らない。
競わない。
HALに助けてもらいながら、
身体の使い方を一つずつ整えていく。

そのつもりで新潟へ向かった。

 


子どものころによく行っていた岩原スキー場。
まだ雪が残っていた。

昔から知っている景色を見ると、
体の奥に残っている記憶まで少し起きてくるような気がする。

 


十日町から柏崎へ入ると、
丘の上に新潟病院が見えてくる。

「ああ、またここで1週間が始まる」

そう思った。

 


近づくと、病院の姿がよく見える。
ここでまた、身体と向き合う時間が始まる。

 


Day1

今回は、頑張りすぎない

初日のテーマは、
HALの力をしっかり借りることだった。

無理に前へ出ようとしない。
自分の力だけで歩こうとしない。

HALが作る正しい歩行パターンに、
こちらの身体を合わせていく。

今回は「攻める」よりも、
整えることを選んだ。

退院後は、
チェーンソー特別教育、刈払機安全衛生講習、電動工具安全講習と、
埼玉、千葉、東京を回る日が続いた。

体は正直、使い切っていた。

だから今回は、
リハビリであると同時に、
身体の修復でもあった。

 


Day2

午前は肩、午後は歩行

2日目の午前は肩HAL。

腕の上げ下げを繰り返しながら、
HALに助けてもらって正しい運動パターンを身体に思い出させていく。

これは単なる筋トレではない。

神経筋再教育。

脳から出る「動かしたい」という信号を、
HALが拾って助けてくれる。
その反復によって、
身体の中の動きの地図をもう一度描き直していく。

 


午後は歩行HAL。

課題はすでに見えていた。

・骨盤の前方移動が途中で止まりやすい
・立脚後期の伸びが弱い
・腕で支えすぎる瞬間がある

足は出ている。
だが、骨盤が立脚側の足の上を通過しきる前に、
次の一歩へ行ってしまう瞬間があった。

つまり、
「腰を前に送る」意識は合っているが、送り切れていない。

ここが今回の大きなテーマになった。

 


Day3

腕に頼る歩き方を見直す

3日目は、
「腕で体を支えすぎている」
という点を意識して歩いた。

自分でも前から気になっていた。
歩くとき、どうしても腕で体を固定したくなる。

けれど、それをやりすぎると、

・肩が上がる
・胸が固まる
・骨盤の自然な移動が減る

という流れになる。

そこでこの日は、
ホイストの下を強く握るのではなく、
上側を持って歩くことを試した。

腕は支えるためではなく、
補助として使う。

その意識だけでも、歩きの質は少し変わってきた。

 


肩HALのほかに、
指の分離運動も行った。

これも見た目は地味だが、大事なリハビリだ。

どの指を動かすか。
他の指につられないか。
手首や腕でごまかしていないか。

使える手を取り戻すには、
こういう神経の細かな再学習が必要になる。

派手な一歩より、
地味な積み重ね。
今回はずっと、それが主役だった。

 


Day4

修正を続けて、歩きを整える

4日目も、
腕で支えすぎない歩き方の修正を続けた。

この日には、
前日までよりも少しはっきりと、

腕で固定する歩きから、体幹と骨盤で進む歩き

へ近づいている感覚が出てきた。

歩行で大切なのは、
ただ足を前に出すことではない。

踵接地、荷重応答、立脚中期、立脚終期、つま先離地。
この歩行周期の中で、
体重をきちんと受け、
身体を前へ送り出す流れを作ることが大事だ。

HALは、その正しい流れを身体に教えてくれる。

今回はまさに、
その「歩き方の再構築」をしていた。

 


Day5

最悪の朝。それでも得たものは大きかった

最終日は、正直に言って最悪の朝だった。

今週は寝れば朝まで起きない日が続いていたのに、
最後の夜は30分ほどで何度も目が覚めた。

腰の痛み。
ふくらはぎのだるさ。
ほとんど眠れない夜だった。

この数日で、
HALのセッティングの微妙な違いが歩きに大きく影響することも改めて感じた。

特に、背中側のコントローラーが安定しにくかった日や、
右足側の反応が不安定だった日には、
歩きも体への負担も明らかに変わった。

やはりHALは、
電極の位置だけでなく、貼り方、密着、左右のそろえ方まで再現性が大事
だと痛感した。

PTさんとも相談し、
帰りの移動もあるため、
この日の評価は中止にした。

だが、HAL散歩は行った。

そして、この最終日に、
一つ大きな発見があった。

それは、
「蹴る」のではなく、「足を最後まで残す」
という意識だった。

右足をすぐ離さない。
左足を慌てて出さない。
右のつま先が最後まで地面に残る時間を作る。

その意識で歩いたところ、
右足つま先には10kgの圧がかかるようになった。

ここで大きかったのは、
最後に教わった
「%で見るより、kg圧で見た方がいい」
という視点だった。

割合ではなく、
実際にどれだけ押せたか。

この見方に変わったことで、
今回のHAL散歩4月は、
評価以上のものを得た1週間になった。

 


見えてきた5月の課題

今回の5日間で、
次回5月11日〜15日の入院に向けた課題もはっきり見えた。

・右足のセッティングの再現性
・右の蹴り脚を毎歩出せるようにすること
・骨盤を右脚の上に最後まで通すこと
・腕で支えすぎないこと
・良い歩きを続ける体力

つまり、
ただ「歩ける」ではなく、
どう歩くかを安定して再現できるかが次の勝負になる。

 


支えてくださった皆さんへの感謝

今回の入院中、
新潟病院の先生方、看護師の皆さん、スタッフの皆さん、
そしてリハビリテーションチームのPT・OTの皆さんに、
本当に支えていただいた。

体の状態を見ながら対応してくださり、
細かな変化にも気を配っていただけたことは、
今回のHAL散歩4月を続けるうえで大きな力になった。

うまくいった日もあれば、思うようにいかない日もあった。
それでも、その都度支えていただけたことに心から感謝している。

ありがとうございました。

 


帰り道、
谷川岳を含む谷川連峰が見送ってくれた。

行きは曇り、帰りは晴れ。
その景色は、今回のHAL散歩そのもののようだった。

最終日に評価はできなかった。
だが、今回の1週間は無駄ではなかった。

むしろ、
評価の数字より大切なものを見つけた。

・何を直せばよいか
・何を見ればよいか
・どこを次につなげるか

それが分かった。

今回のHAL散歩4月は、
結果を急がず、
身体の使い方を見直す1週間だった。

そして最後に分かったのは、
今回は数字を取りにいったのではなく、次に進むための“見方”を手に入れた1週間だった
ということだ。

次は5月。また一つ課題を持って、新潟へ向かう。

 

 

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