

2026年3月26日
元気な人には理由があります。
それは特別な体力でも、才能でもありません。
整っていること。
体、道具、段取り、そして心。
すべてが整っている人は、無理をしない。
無理をしないから、長く続く。
今週は
林業の現場を通して、この「整う力」を深掘りしていきます。
現場で一番危ないものは何か。
木でもありません。
道具でもありません。
焦りです。
ほんの一瞬の判断のズレ。
その原因の多くは、焦りから生まれます。
焦った瞬間に、すべてが崩れ始めます。
チェーンソーは、ただの機械ではありません。
刃の切れ味。
チェーンの張り。
オイルの状態。
これらが少しでも崩れると
切れない。
無理に押す。
姿勢が崩れる。
そして結果として
仕事の質が落ちます。
逆に
整った道具は違います。
軽く当てるだけで木に入る。
無駄な力がいらない。
体に負担がかからない。
道具が整っているだけで、仕事は驚くほど変わります。
焦ると、人は無意識に変わります。
呼吸が浅くなる。
視野が狭くなる。
動きが雑になる。
すると
判断が遅れる。
ミスが増える。
余計に焦る。
この流れが一度始まると、止まりません。
現場では、この連鎖が事故につながります。
だからこそ
焦りに気づくことが重要です。
止まる判断ができます。
違和感を感じたら止まる。
危険を感じたらやめる。
状態が悪ければ整え直す。
この一手が
事故を防ぎ
仕事の質を守ります。
焦っていると、この判断ができません。
だからこそ
整えることが、判断力を支えます。
林業は自然を相手にする仕事です。
思い通りにいかないことも多い。
だからこそ
心の状態が重要になります。
焦らない。
整える。
一つずつ進める。
これが
安全で、強い働き方です。
焦らない人が、最後まで崩れません。
「現場に入ったばかりの頃、
うまくやろうとして焦ってばかりでした。
でも親方に言われたんです。
“焦るな。焦ったら終わりだぞ”って。
その意味が、少しずつ分かってきました。
落ち着いている人ほど、ちゃんと仕事ができるんですね。」
彩ちゃんの安全物語 第29話が公開されました。
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