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NPO法人森林活用研究会こぴす

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こぴすって何ですか?|雑木林から始まった子どもの居場所

2026年5月4日

ゴールデンウィーク特別企画

NPOこぴす特別編

 

森が、子どもの居場所になる3日間

ゴールデンウィーク後半の3日間は、少し立ち止まって、
特定非営利活動法人森林活用研究会こぴすの原点を見つめ直します。

今のフォレストカレッジにつながる前に、
森を仕事の場としてだけでなく、
子どもたちの居場所、学びの場、育つ場として
開いてきた活動がありました。

こぴすの原点は、森です。
そして、子どもです。

この3日間は、難しい技術の話ではなく、
森の中で子どもが何を感じ、何を育てていくのかを見ていきます。

 


ゴールデンウィーク特別編 第467弾

こぴすって何ですか?

雑木林から始まった子どもの居場所

 

 


はじめに

今日は、いつもの林業の話でも、ログハウスの話でもありません。

ゴールデンウィーク特別編として、
NPO法人森林活用研究会こぴすの話をします。

こぴす。

初めて聞く人は、
「それは何ですか?」
と思うかもしれません。

でも、この名前には大切な意味があります。

こぴすは、英語の coppice
意味は、雑木林です。

雑木林は、同じ木だけが並んでいる林ではありません。
太い木もある。
細い木もある。
まっすぐな木もある。
曲がった木もある。
日向が好きな木も、少し日陰で育つ木もある。

いろいろな木が集まって、ひとつの林になります。

人も同じです。

子どもも同じです。

一人ひとり違っていい。
同じ形に育たなくていい。
違いがあるから、森も社会も豊かになる。

こぴすという名前には、個性ある人を育てたいという願いが込められています。

パンフレットでも、こぴすは「雑木林」の意味であり、
いろいろな個性ある木が集まる林のように、社会も個性ある人間が
集まって成り立つべきだという思いが説明されています。

 


 


森は、子どもを急がせない

森に入ると、子どもは急に変わります。

大人が何かを教えようとする前に、
自分で見つけ始めます。

虫を見つける。
葉っぱを拾う。
木の根につまずく。
斜面を登る。
枝を集める。
土を触る。
風の音を聞く。

そこには、決められた正解はありません。

でも、学びはあります。

むしろ、正解が決まっていないからこそ、
子どもは自分で考えます。

これは何だろう。
どうしてこうなっているんだろう。
どうやったら登れるんだろう。
この枝は何に使えるだろう。

森は、子どもに命令しません。
でも、子どもを動かします。

森は、子どもに点数をつけません。
でも、子どもを育てます。

子どもは、森の中で勝手に学び始めます。

 


NPOこぴすが目指したのは、森を開くこと

NPOこぴすの活動は、単なる自然遊びではありません。

森を使って、
子どもたちに環境教育の場をつくる。
高齢者の居場所をつくる。
福祉や教育につなげる。
人の健康や心のケアにつなげる。

そういう大きな目的を持って始まりました。

パンフレットでは、NPOこぴすが老若男女、健常者・障害者を問わず、
万人に対して森林の有能性を活かし、森林保全と福祉・教育の場を
提供することを目的として設立されたと紹介されています。

ここが大事です。

森は、特別な人だけの場所ではありません。
山に詳しい人だけの場所でもありません。
体力のある人だけの場所でもありません。

子どもも、
高齢者も、
障害のある人も、
疲れている人も、
自然に触れたい人も、
みんなが入っていい場所です。

こぴすがやろうとしたのは、森を人に近づけることでした。

 


子どもには、管理されすぎない時間がいる

今の子どもたちは、とても忙しいです。

学校。
習い事。
宿題。
スマホ。
ゲーム。
予定。
決められた時間。
決められた場所。

もちろん、それらが全部悪いわけではありません。

でも、子どもには、
何もしないように見える時間も必要です。

ぼんやりする時間。
勝手に歩く時間。
自分で遊びを見つける時間。
大人が先回りしない時間。

森には、それがあります。

森では、遊具がなくても遊べます。
おもちゃがなくても工夫します。
答えがなくても考えます。

枝一本でも、子どもにとっては道具になります。
落ち葉一枚でも、発見になります。
木の根っこでも、冒険になります。

大人から見れば、ただ遊んでいるだけに見えるかもしれません。

でも、その中で子どもは、
体を使い、
頭を使い、
人と関わり、
失敗し、
工夫し、
もう一度やってみます。

森は、子どもの中にある力を引き出す場所です。

 


こぴすの森は、教室でもあった

森の中では、机も黒板もありません。

でも、学ぶことはたくさんあります。

木の高さ。
土のやわらかさ。
葉の形。
虫の動き。
季節の変化。
雨のにおい。
風の冷たさ。

そういうものを、体で覚えます。

NPOこぴすのパンフレットでは、森の幼稚園について、
森林の木々・大地・空気・水などのすべてを幼稚園・教室とみなし、
自然の中での体験を通して運動能力や自立能力を高めていく考え方が
紹介されています。

これは、とても大切な考え方です。

自然は、教科書の外にあります。
でも、学びの外にあるわけではありません。

むしろ、子どもにとっては、
自然そのものが一番大きな教材になることがあります。

大人が全部説明しなくてもいい。

まず感じる。
触れる。
驚く。
試す。
失敗する。
またやる。

その繰り返しが、子どもの力になります。

 


雑木林のように、子どももそれぞれに育つ

雑木林は、整いすぎていません。

でも、そこに魅力があります。

全部同じ高さではない。
全部同じ太さではない。
全部同じ方向に伸びていない。

でも、それでいい。

むしろ、それが雑木林の豊かさです。

子どもも同じです。

早くできる子。
じっくり見る子。
よくしゃべる子。
黙って考える子。
虫が好きな子。
木に登りたい子。
水辺が気になる子。
落ち葉を集める子。

同じでなくていい。

森の中にいると、そのことが自然に分かります。

大人が子どもを同じ形にそろえようとしすぎると、
その子の伸び方を見落とすことがあります。

でも森は違います。

森は、子どもを比べません。
森は、子どもを急がせません。
森は、その子なりの反応を受け止めてくれます。

NPOこぴすの原点は、そこにあったのだと思います。

 


おわりに

こぴすって何ですか。

その答えを一言で言うなら、
森を子どもの居場所にしようとした活動です。

ただ遊ぶだけではありません。
ただ自然を見るだけでもありません。

森の中で、
子どもが感じる。
動く。
考える。
人と関わる。
自分で見つける。

その時間を大切にしようとした活動です。

今、フォレストカレッジとしての活動が前に出ています。
でも、その奥には、こぴすの原点があります。

森を人に開きたい。
子どもたちに自然を感じてほしい。
個性ある人間を育てたい。

その思いは、今も消えていません。

ゴールデンウィークだからこそ、
少し原点に戻って考えてみたいと思います。

森は、子どもを育てる。
そして、子どもが森に入ることで、未来も少し育っていくのです。

NPOこぴすでは、こうした活動に賛同し、
力を貸してくださる方を募集しています。

森の中で子どもたちが遊び、学び、自分らしく育っていく時間を
守ることは、子どもたちの未来を明るくする活動でもあります。

大きなことをしなくても構いません。
少し手を貸すこと、活動を知ってもらうこと、応援してもらうこと。
その一つ一つが、子どもたちの未来につながります。

一緒に、森から子どもたちの未来を育てていけたら嬉しく思います。 

 


彩ちゃんのひとこと

「こぴすって、雑木林という意味なんですね。

いろいろな木が集まって林になる。
人も、子どもたちも、同じでいいんですね。

森の中では、子どもが自分で見つけて、自分で動いて、自分で学んでいく。

それって、すごく大事なことだと思いました。

同じ形に育てるんじゃなくて、
その子らしく育つ場所をつくる。

こぴすの森って、そういう場所だったんですね。」

 


 

 

note更新のお知らせ(4月29日更新)

彩ちゃんの安全物語 第34話が公開されました。

『その疲れ、見過ごしていないか?』

 

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