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2025年10月11日
令和7年度 埼玉県林業技術者育成研修 Day25
~斜めと水平の出会い ―
初めての“受け口”に挑む日~
10月11日(土)の研修
〇伐倒実習(受け口作り)
伐倒作業において最も重要なのは「受け口」づくりです。
木をどの方向へ安全に倒すか──そのすべてが、
この受け口に集約されるからです。
2025年10月11日(土)、
令和7年度埼玉県林業技術者育成研修も
いよいよ本格的な伐倒工程へと踏み込みました。
前週に学んだ「斜め切り」「水平切り」の技術を
組み合わせて、今回は“本番の前哨戦”ともいえる
受け口作成に挑戦。
雨の一日でしたが、中断するほどの降りではなく、
終日実習に集中できました。
それぞれが技術の確実な習得に向けて、
繰り返しチェンソーを握り、測り、考え、切る──
そんな一日でした。
「さあ、いよいよ受け口だ!」
先週練習した斜め切りと水平切り。
今日はそれらを組み合わせて、本物の受け口を作る。
頭ではわかっていても、
体がそれを覚えるまでは繰り返しあるのみ。
「一切の“目分量”を捨てる日」
水準器を手に、角度を厳密に測る。
水平、45度…すべての切り口は数値で確認。
森の中の“職人”を目指して。
「切り終わりを合わせる」
斜め切りは下切り(水平切り)と終わりの線が
一致しなければいけません。
そのために水準器を使いきっちりと練習をします。
「“狙う”という感覚を初めて知る」
木の伐倒方向を決め、姿勢と視線を合わせて構える。
方向性の定まった受け口を作るには、
狙いをつける“自分の軸”もまた重要。
緊張のなか、伐倒方向へと導く下切り。
全身が感覚でつながる一瞬。
受け口づくりに“感情”が宿り始めた。
雨粒がヘルメットに当たる中、
無事に1日を終えた研修生たち。
最後は、目立てで今日を締めくくる。
充実の表情が並ぶ集合写真。
10月12日(日)の研修
〇伐倒実習
安全な伐倒のために必要な「受け口作り」。
その第一歩として、パーツの練習から
統合の練習へと進んだ今日。
練習と反復を通じて、技術だけでなく
「林業に対する姿勢」も育ってきています。
受け口の完成は、ただ木を倒すだけではなく、
山への敬意と安全への責任を示す儀式のようなもの。
明日もまた一歩、森と人との対話が続きます。
※令和7年度埼玉県林業技術者育成研修オンライン説明会(25/06/09)
※令和6年度埼玉県林業技術者育成研修40日間のダイジェスト!
ぜひご覧ください。
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