

2025年10月23日
林業の魅力シリーズ第341弾
風を読む林業の感性──
“風の道”とともに生きる森の知恵
林業は「感性の仕事」でもあります。
木を見る目、森の声を聞く耳、そして──風を読む感覚。
風向きを読むことは、安全な伐倒や火災予防の鍵であり、
森と共に生きる知恵そのものです。
今日はそんな「風の感性」をテーマにお話しします。
① 森の中で「風」を感じるということ
風の流れは、木々のざわめきや鳥の動きに現れます。
ベテランの山師は、風の“違和感”を察知して
伐倒作業を止めることも。
② 「風の道」を読む林業者の知恵
山の稜線や谷筋、樹木の立ち方を見て「風の通り道」を読む──
これは言葉では教えられない、
現場の体験でしか得られない感性です。
③ 彩ちゃんの現場日誌より
「今日は風が変わるな」──
彩ちゃんのそんな一言で、伐倒の方向を修正。
結果は見事に狙い通り。
現場では、技術と感性の両立が求められます。
④ テクノロジーと感性の融合
近年はドローンや風速センサー、
AIが活用されるようになりました。
しかし「風を読む感覚」はまだ人間にしかできないこと。
だからこそ、若手に伝えたい「風の哲学」があります。
風を読む力は、自然と向き合う林業者にとって
欠かせない“第六感”。
デジタルが進化しても、感性を育て、
森と語らう力を忘れてはいけません。
風と共にある林業。それが、未来を守る仕事です。
note更新情報(2025/10/22)
彩ちゃんの安全物語 第8話「風を読む目」
未来の林業に向けて、風の動きを読む「感性」の大切さを
彩ちゃんが体験を通じて学びます。
https://note.com/forestcollege/n/nce07770c9057
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