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林業の魅力シリーズ

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熊沢蕃山とは何者か|日本で最初に“森を守れ”と言った男

2026年1月20日

林業の魅力シリーズ 第395弾

 

熊沢蕃山 ―

 

日本で最初に「森を守れ」と言った思想家

 

 

 

「森を守らないと国が滅びる」

 

このことを、日本で最初に“思想として”

 

言葉にした人がいます。

 

 

江戸時代前期の儒学者、

 

熊沢蕃山(くまざわ ばんざん)です。

 

 

林業家でも、役人でも、山師でもない。

 

けれど、日本の森林思想の根っこには、

 

必ずこの人がいます。

 

 

 

 

 

 

1.熊沢蕃山は、山を見て政治を語った

 

蕃山が生きた江戸時代初期、

すでに日本の山は荒れ始めていました。

 

城、町、船、塩、鉄。

木は国家の基盤でした。

 

蕃山は、山の荒廃と、

洪水・飢饉・貧困・治安悪化を

結びつけて考えました。

 

「山を伐り尽くせば、水が暴れ、

人が苦しみ、国が乱れる」

 

これは、

感想ではなく、構造の指摘でした。

 

 

 

2.蕃山は「切るな」とは言っていない

 

ここが大事なところです。

 

熊沢蕃山は、

「木を使うな」とは言っていません。

 

彼が繰り返したのは、

無計画な伐採をやめよ

山は管理せよ

ということでした。

 

伐るなら、育てよ。

使うなら、戻せ。

国は、山の時間で考えよ。

 

これは、

現代で言う「森林管理」という発想そのものです。

 

 

 

3.いまの林業は、蕃山の時代に追いついた

 

394弾で、

「これからの林業は、管理の仕事になる」

という話を書きました。

 

熊沢蕃山は、

それを300年以上前に言っています。

 

材の量だけを見るな。

山の状態を見よ。

人の暮らしと切り離すな。

 

彼の思想は、

今の放置林、災害、老齢化した人工林を

そのまま説明してしまいます。

 

 

 

熊沢蕃山は、

 

チェーンソーを持っていません。

 

森に入って仕事をした人でもありません。

 

 

それでも、

 

林業に関わる人間が避けて通れない

 

思想を残しました。

 

 

林業とは、

 

木の仕事である前に、

 

国と人と時間を扱う仕事である、

 

ということ。

 

 

「管理の時代」と言われる今、

 

一度、300年前の“最初の管理者”の言葉に

 

立ち返ってみる価値は、十分にあります。

 

 

 

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