

2025年10月15日
林業の魅力シリーズ第335弾
方位磁石(コンパス)-
林業の現場を支えるアナログの知恵
林業の現場で、GPSとスマホに頻繁に顔を出す今日。
しかし、山の中は電波がない場所も多く、
「ここどこ?」と迷うことも。
そんなとき、古くからあるアナログの味方
『方位磁石』が大活躍するのです。
方位磁石は、ただ北を指すだけの道具じゃない
林業での方位磁石は、地図を読み込む技術「地図読」と
結びついて、思わぬ豊かさを持ちます。
たとえば、
・関村ルートの現場の路線計画
・間侯策の分配
・歩行距離と日時計算
これらを、スマホなしでも、方位磁石と地図だけで
簡単に計画できるようになるのです。
これは「危険回避」や「成果の背中をしっかり揃える」
という意味でも、すごく大切な知恵なのです。
彼女も現場で忙しい
「元指定地からこっちの極くを走って、と言われても~」
と、頭を抱えていた学生ビルダーの彩ちゃん。
けれど、先生に教わった「地図の南北を同期させる」技を
覚えてからは、コンパスを持つ手は自信満々。
「よし、この極くを降りれば、あの林道に出られる!」
現場のアナログと最新技術の合体は、
きっと林業をさらに革新していくはず。
電波も電気もいらない。
だからこそ信頼できる道具が、
林業の現場を支え続けています。
コンパスを持つことは、現場を見通す目と、
思考力を持つこと。
地図に向き合うこの手が、
何より信頼できるデバイスです。
note連載「彩ちゃんの安全物語」更新情報
2025年10月8日 更新!
第6話『森を守るって、どういうこと?』
倒木処理の現場で、彩ちゃんが“森を守る”という
言葉の意味に向き合う回です。
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