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NPO法人森林活用研究会こぴす

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森は、みんなの居場所になれる|こぴすが目指したバリアフリーの森

2026年5月6日

ゴールデンウィーク特別企画

NPOこぴす特別編

 

森が、子どもの居場所になる3日間

ゴールデンウィーク後半の3日間は、
NPO法人森林活用研究会こぴすの原点を見つめ直します。

こぴすの原点は、森です。
そして、子どもです。

けれど、森は子どもだけのものではありません。

高齢者も、障害のある方も、家族も、地域の人も、
疲れた人も、元気を取り戻したい人も、
森の中で少し自分に戻ることができます。

今日のテーマは、
森は、みんなの居場所になれる です。

 


ゴールデンウィーク特別編 第469弾

森は、みんなの居場所になれる

こぴすが目指したバリアフリーの森

 


はじめに

森は、元気な人だけの場所でしょうか。

山を歩ける人だけ。
体力のある人だけ。
自然に慣れている人だけ。

もしそうだとしたら、少し寂しい話です。

森には、本当はもっと広い力があります。

子どもが遊ぶ場所。
高齢者がゆっくり過ごす場所。
障害のある方が自然に触れる場所。
家族が一緒に歩く場所。
疲れた人が少し呼吸を取り戻す場所。

森は、使い方を整えれば、
もっと多くの人に開かれた場所になります。

NPOこぴすが目指したものの一つが、
バリアフリーの森でした。

それは、森を特別な人だけの場所にしないという考え方です。

 

 


バリアフリーの森とは何か

バリアフリーの森と聞くと、
単に道を平らにすることだけを想像するかもしれません。

もちろん、歩きやすさは大事です。
車椅子の方や高齢者が森の中を行き来できるようにすることは、とても大切です。

でも、こぴすが考えていたバリアフリーの森は、
それだけではありません。

森に光を入れる。
樹木が根を張れるようにする。
土を生き返らせる。
花が咲くようにする。
山本来の機能を持った森として整えていく。

パンフレットでも、バリアフリーの森作りは、
車椅子の障害者や高齢者が自由に森を行き来できるようにしながら、
太陽の光を入れ、樹木に根を張らせ、土を生き返らせ、花を咲かせ、
「山」本来の機能を持った森林として整備する活動と説明されています。

つまり、バリアフリーの森とは、
人にやさしいだけでなく、森にもやさしい整備です。

人が入りやすくなり、森も元気になる。
そこが大事なのです。

 


森に入れるだけで、人は変わる

森の中に入ると、空気が変わります。

木の香り。
土の匂い。
葉の揺れる音。
光の入り方。
気温のやわらかさ。

それらは、体に静かに届きます。

パンフレットでは、バリアフリー化によって、
車椅子の障害者や高齢者が森林の持つフィトンチッド、
マイナスイオン、気温変化の穏やかさ、三次元空間などの恩恵を受け、
心身を活発化させ、生き生きとした時間を持てるとされています。

これは、きれいごとではありません。

人は、自然から離れすぎると、
少しずつ感覚が固くなります。

毎日同じ景色。
同じ室内。
同じ画面。
同じ姿勢。

そこから森に入るだけで、
目線が動きます。
耳が働きます。
足元を感じます。
呼吸が変わります。

森は、人を動かします。

無理に励まさなくても、
自然の中にいるだけで、少し表情が変わることがあります。

森は、人の心と体を静かに起こしてくれる場所です。

 


森は、子どもだけの場所ではない

467では、こぴすという名前の意味を見ました。
468では、森の幼稚園という考え方を見ました。

子どもは森で育つ。
これは確かに、こぴすの大切な原点です。

でも、森で育つのは子どもだけではありません。

高齢者も、森の中で元気を取り戻すことがあります。
障害のある方も、自然の中で表情が変わることがあります。
大人も、森の中で肩の力が抜けることがあります。

人は何歳になっても、自然から力をもらいます。

森の道を少し進む。
木陰で休む。
風を感じる。
花を見る。
鳥の声を聞く。

それだけでも、暮らしの中に違う時間が生まれます。

森は、子どもの学びの場であり、
大人の回復の場であり、
高齢者の居場所であり、
地域のつながりの場にもなります。

森は、みんなの居場所になれるのです。

 


居場所は、つくろうとしなければ生まれない

ただし、森が自然に居場所になるわけではありません。

放っておけば、道は荒れます。
光が入らなくなります。
足元が危なくなります。
誰でも入れる場所ではなくなります。

だから、手を入れる必要があります。

草を刈る。
道を整える。
危険な枝を確認する。
光を入れる。
ベンチを置く。
ゆっくり過ごせる場所を作る。

地味な作業です。

でも、その地味な作業があるから、
子どもが入れます。
高齢者が座れます。
車椅子の人が近づけます。
家族が安心して過ごせます。

居場所は、自然にあるようでいて、
実は誰かの手で守られています。

森を開くというのは、森を使い捨てることではありません。
森を整え、人が関われるように守ることです。

 


異なる世代が森で出会う意味

バリアフリーの森が面白いのは、
いろいろな世代が同じ場所に集まれることです。

子どもがいる。
親がいる。
高齢者がいる。
障害のある方がいる。
地域の人がいる。
ボランティアがいる。

森の中では、立場が少しやわらぎます。

子どもが見つけた虫を、大人が一緒に見る。
年長者が木の名前を教える。
若い人が道を整える。
誰かがベンチを作る。
誰かが花に気づく。

パンフレットでも、間伐材の活用など自然の中での作業・活動は、
コミュニケーション能力の向上や異年齢文化の交流、年長者から
青少年・児童への自然知識の伝達にもつながるとされています。

これは、今の時代にとても大事です。

世代が分かれすぎる。
地域のつながりが薄くなる。
子どもが大人の仕事を見る機会が少ない。
高齢者が役割を失いやすい。

森は、そこをつなぎ直せます。

森の中では、みんなが少しずつ役割を持てます。

 


こぴすが目指したのは、森を開くこと

NPOこぴすは、森林の力を活かして、
福祉と教育の場をつくろうとしてきました。

パンフレットには、NPOこぴすが老若男女、健常者・障害者を問わず、
森林の有能性を活かして、森林保全と福祉・教育の場を提供し、
人々の健康維持増進、メンタルヘルスケア、森林保全に寄与することを
目的として設立されたとあります。

ここが、こぴすの大事な芯です。

森を仕事の場として見るだけではない。
森を学びの場として見る。
森を癒しの場として見る。
森を居場所として見る。

そして、そこに人が関われるようにする。

それが、こぴすの活動でした。

森は、遠くにある自然ではありません。
特別な人だけが入る場所でもありません。

子どもも、
高齢者も、
障害のある方も、
疲れた人も、
自然に触れたい人も、
そこにいていい。

こぴすが目指したのは、森をみんなに開くことでした。

 


ボランティアを募集しています

NPOこぴすでは、こうした活動に賛同し、力を貸してくださる方を募集しています。

森を子どもの居場所にすること。
高齢者が安心して過ごせる場所にすること。
障害のある方も自然に触れられる場所にすること。
地域の人がつながれる場所にすること。

これは、一人ではできません。

道を整える人。
子どもを見守る人。
森の手入れを手伝う人。
活動を広めてくれる人。
寄付で支えてくれる人。

いろいろな関わり方があります。

パンフレットでも、活動をより充実させるため、
市民や企業からのボランティア・寄付への協力を呼びかけています。

大きなことをしなくても構いません。
少し手を貸すこと。
知ってもらうこと。
応援してもらうこと。

その一つ一つが、森をみんなの居場所にする力になります。

一緒に、森を開く活動をもう一度育てていけたら嬉しく思います。

 


おわりに

森は、みんなの居場所になれます。

子どもだけではありません。
元気な人だけでもありません。
山に詳しい人だけでもありません。

高齢者も、障害のある方も、家族も、地域の人も、
疲れた人も、自然に触れたい人も、
森の中で少し元気を取り戻すことができます。

そのためには、森を整える人が必要です。
森を開く人が必要です。
森を守る人が必要です。

NPOこぴすが目指したバリアフリーの森は、
ただ歩きやすい森ではありません。

人と森の間にある壁を、少しずつ低くしていく活動です。

森は、みんなの居場所になれる。
その思いを、これからもう一度形にしていきたいと思います。

 


彩ちゃんのひとこと

「森って、元気な人だけが入る場所だと思っていました。

でも本当は、子どもも、高齢者も、障害のある方も、
疲れている人も、みんなが自然に触れていい場所なんですね。

森を開くって、道を作るだけじゃなくて、
人と森の距離を近づけることなんだと思いました。

こぴすが目指したバリアフリーの森。
それは、みんなが少し元気になれる森なんですね。」

 


 

 

note更新のお知らせ(5月6日更新)

彩ちゃんの安全物語 特別編が公開されました。

『森で働く一歩、どこから始める?』

令和8年度 埼玉県林業技術者育成研修

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