2025年8月28日
林業の魅力シリーズ第305弾
足元の奇跡-
ヘクソカズラの花が教えてくれる小さな命の美しさ
林業の魅力シリーズ第305弾、本日は木曜日のフリートーク。
森を歩いていると、普段は気にも留めない小さな発見が、
思いがけず心を打つことがあります。
今日は、そんな「足もとに咲く奇跡」に出会いました。
発見-地面に光る白い点
何気なく地面を眺めていた時、小さな白い点に気付きました。
蔓に絡まるように咲いていて、土や落ち葉の中に紛れてしまうと
見逃してしまうほどの存在感です。
まるで「ここにいるよ」と小さな声で語りかけてくるようでした。
気付き-少し近づいて
カメラをズームにしてみると、それはやはり花。
白い花びらの奥に、赤紫の中心が見え、
ただの雑草の一部ではないと分かります。
日々、木々の大きさや森全体のスケールを意識することが多い私にとって、
この小さな花の姿は新鮮な驚きでした。
驚き-精緻な美しさ
さらにカメラをマクロにすると、
そこには想像を超える美しい造形がありました。
花の中心はビロードのように深く、外側は純白のレースのよう。
拡大して初めて分かるその繊細さに、思わず息をのみました。
普段なら気付かず踏んでしまうほどの小さな花。
けれど、目を凝らし、心を寄せれば、
その中に驚くほど豊かな世界が広がっています。
林業は森の大きな循環を扱う仕事ですが、
足元の小さな命を慈しむ感性もまた大切だと
教えてくれる発見でした。
お知らせ
林業は便利な道具と豊かな自然に支えられていますが、
その一方で「危険」と隣り合わせでもあります。
事故を減らすためには、教科書的な知識や動画だけでは
伝わりにくい、“実感”が必要です。
そこで私たちは、「安全を物語にして伝える」という
新しい取り組みを始めました。
より多くの人に、林業のリアルと学びを物語として
届けるために-公式noteを開設しました。
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