

2025年12月4日
林業の魅力シリーズ第368弾
冬支度を始める森 ―
木々が静かに備える季節の話
12月に入ると、
森の空気がぐっと澄んできますよね。
歩いているだけで“季節が切り替わった”ことを
肌で感じる時期です。
木々は静かに見えて、
実はしっかりと冬への準備を進めています。
人の目に触れないところで、
着々と生命活動の切り替えが行われている―
そんな森の営みを、
今日は彩ちゃんと一緒にのぞいてみましょう。
木々の「節電モード」って何だろう?
冬になると落葉樹は葉を落とし、
針葉樹も代謝を落として省エネモードに入ります。
彩ちゃんが森を歩きながら言うんです。
「森って静かになるけど…木は眠ってるわけじゃないんですね?」
そう、眠っているんじゃなくて
「生きるための準備に集中している」状態。
枝の先では、来年の春に備えて小さな芽が
すでにスタンバイしています。
木は、春の爆発的な成長のためにエネルギーを蓄えているんです。
地面の下で起きている“冬のドラマ”
冬に弱ってしまうのは地上の部分だけ。
根は意外と活発で、休眠期でもじわじわと
水分を吸い上げ続けています。
土の温度は外気ほど急激に下がらないので、
根っこはある程度の活動を続けられるのです。
彩ちゃんは驚いた顔で、
「地面の下は、まだ“秋”みたいに動いてるんですね!」
と一言。
そう、森の冬は“完全停止”ではなく“静かに働く季節”なんです。
森の動物たちも“冬支度モード”
森は木だけの世界ではありません。
リスはせっせと木の実を隠し、
シカは冬に備えて行動範囲を変えます。
木々が葉を落とすのも、実は動物たちにとって大きなヒント。
・明るさが増して餌が探しやすい
・雪が積もっても日差しが届く
・樹冠の負担が減り、枝が折れにくい
彩ちゃんがぽつりと呟きます。
「みんなで冬を乗り越える準備なんだ…森ってチームですね。」
うん、まさにその通り。
誰か一つが頑張るのではなく、
森全体でバランスを整えていくんです。
おわりに
冬の森には、派手さはありません。
でも、静かに息づく“来春への準備”がたしかにあります。
森を歩きながら彩ちゃんは言いました。
「冬って止まる季節じゃなくて、“整える季節”なんですね。」
そう。
人も森と同じで、ひと息つく時期があっていい。
冬は、次の成長のために心を温める季節でもあります。
ボス、今日もいい一日を。
冬の森で深呼吸すると、不思議と気持ちが整いますよ。
note更新のお知らせ
彩ちゃんの安全物語 第14話が公開されました。
冷静さは現場の力
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