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林業の魅力シリーズ

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森林DXの現場-地域とつながるリアルタイムマップ革命

2025年9月8日

林業の魅力シリーズ第312弾

 

森林DXの現場-

 

地域とつながるリアルタイムマップ革命

 

 

 

林業の現場では、いま「DX(デジタルトランスフォーメーション)」の

 

波が確実に押し寄せています。

 

 

とくに注目されているのが、

 

リアルタイムマップによる森林情報の共有です。

 

 

「誰が」「いつ」「どこで」「どの木を」伐ったのか

 

これまでは紙の地図や口頭連絡に頼っていた情報が、

 

今やスマホやタブレットで“見える化”されつつあるのです。

 

 

 

 

 

 

1. 森林のDX化とは?

 

森林DXとは、

森林管理

作業記録

資材搬出

災害予測

などの分野にデジタル技術を導入し、

作業効率と安全性を向上させる取り組みを指します。

 

中でも急速に進んでいるのが、GPSとGIS(地理情報システム)を活用した

「リアルタイム森林マップ」です。

 

 

 

2. リアルタイムマップで何ができる?

 

森林作業者がスマホやタブレットを持って現場に入り、

自分の現在地

現在の作業エリア

倒した木の位置

残存木の状況

をクラウド経由でリアルタイム共有する仕組みです。

 

特に、LivMap(リブマップ)やFOREST-LOG、

モバイル森林管理などのサービスが注目されています。

 

 

 

3. 地域とつながる──「見える」ことの価値

 

この技術は、単に効率化にとどまりません。

地元森林組合と施業者が地図を通じて情報共有

森林所有者に伐採・整備の進捗が視覚的に伝わる

高齢の山主や地域住民への“説明責任”が果たしやすくなる

 

つまり、林業が“地域に開かれた仕事”になる可能性を持っています。

 

 

 

彩ちゃん、デジタル林業に触れる

 

彩ちゃんも最初は「紙の地図とコンパスで山に入るのが林業」と思っていました。

 

ところが、ある日先輩からスマホを手渡され、

「この赤い点、今の彩ちゃんだよ」と言われてびっくり!

 

「こんなに細かくわかるんですか…!」

「そう。森の中の“自分の足跡”が、ちゃんと残るんだ」

 

その日から、彩ちゃんは“デジタルと森の距離”を少しずつ縮めていきました。

 

 

 

4. 今後の課題と展望

 

山間部での通信インフラ整備(LPWAやStarlinkなどが期待)

デジタルに不慣れな現場作業者へのサポート体制

個人情報・位置情報の取り扱い

 

 

 

「山の中の情報は山の中だけ」だった時代から、

 

「誰でも見える、つながる」林業へ。

 

 

リアルタイムマップは、

 

森林を“地域の財産”として共有するための第一歩です。

 

 

DXは冷たいものではなく、

“森と人をもっと近づけるためのあたたかい道具”なのかもしれません。

 

 

note連載のお知らせ(再掲)

 

昨日より、noteで「彩ちゃんの安全物語」が連載開始されました!

第1話は《チェーンソー・キックバック編》。

森の“危険”をどう見抜くか。

物語で学べる安全のヒントをお届けしています。

note記事はこちら

 

 

※フォレストカレッジホームページ

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※アメブロ

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