

2025年12月12日
林業の魅力シリーズ第374弾
森はなぜ海を育てるのか?一冊でわかる
「森と暮らしのつながり」
「森の話なのに、なぜ海?」
この疑問から始まる一冊があります。
それが、畠山重篤さんの
『森は海の恋人』 です。
林業や森林に関わる人でなくても、
このタイトルに、思わず足を止めたことが
ある方も多いかもしれません。
森・川・海は一本の線でつながっている
この本が伝えているのは、とてもシンプルな事実です。
森で育った栄養が川へ流れ
川は海へとつながり
海の豊かさは、森の状態で決まる
漁師である著者は、海の異変をきっかけに、
その原因が 森にある ことに気づきます。
そこから始まったのが、
「海を守るために、森に木を植える」という行動でした。
「環境を守る」という言葉がなかった時代の実践
この本が多くの人の心を打つ理由は、
理屈よりも 実践の積み重ね が描かれている点です。
難しい専門用語はほとんど出てこない
でも、自然の仕組みはしっかり伝わる
行動する人の言葉だから、重みがある
「環境問題」という言葉が一般的でなかった時代に、
目の前の変化に向き合い、行動した記録は、
今読んでも色あせません。
林業に関わる人こそ読んでほしい理由
林業は、森だけを相手にする仕事ではありません。
森は、必ず 人の暮らしの先 とつながっています。
この本を読むと、
自分たちの仕事が
どこまで影響を与えているのかを、
静かに実感させられます。
森を育てることが、
誰かの食卓や未来を支えている。
その感覚を、やさしく思い出させてくれる一冊です。
『森は海の恋人』は、
林業の専門書ではありません。
けれど、林業の仕事の意味を、
いちばん遠くまで連れていってくれる本
とも言えます。
ページを閉じたあと、
森を見る目が、少しだけ変わる。
そんな読後感のある本です。
最後に、話を聞いていた彩ちゃんが、
静かに言いました。
「森の仕事って、海まで続いているんですね…」
note更新のお知らせ
彩ちゃんの安全物語 第15話が公開されました。
『判断が試される瞬間』
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