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2025年10月5日
令和7年度 埼玉県林業技術者育成研修 Day24
~受け口作りへの第一歩、斜め切りと水平切りに挑む~
10月5日(日)の研修
〇伐倒実習
「伐倒は受け口に始まり、追い口に終わる──」
林業の現場でよく聞くこの言葉。
その“受け口”を完璧に作るための準備が、
今日のテーマです。
本日(2025年10月5日)、
令和7年度埼玉県林業技術者育成研修24日目は、
いよいよ本格的な伐倒技術に直結する
「斜め切り」と「水平切り」の練習が始まりました。
チェーンソーを自在に操る前に、刃をどう入れ、
どう抜くのかを体に覚えさせる。
そんな地道な反復練習こそが、
安全と技術の土台になるのです。
「自動車学校みたいに見極め制度が必要だ」と
講師が語るように、“なんとなくできた”では
通用しないのが林業のリアル。
今日の練習は、その覚悟を問う一日でもありました。
混合燃料の作成も、回を重ねて手際が良くなってきました。
分量の確認、注ぎ方、混ぜ方──
すべての所作が研修生の成長を物語ります。
受け口作りの基本である「斜め切り」の練習開始。
水準器で角度を45度にセットし、
イメージを頭と体に叩き込む準備をします。
実際の切削練習に入ると、
想像以上に“45度”の感覚に戸惑う場面も。
講師の助言で姿勢や体の傾きも修正しながら、
斜め切りの勘を養っていきます。
午後は水平切りの練習。
ガイドバーを前後・左右の2軸で水平に保つため、
水準器を横にして他の研修生と確認し合います。
チームワークが光る場面です。
「自分で前後の水平を見て、
左右は仲間にガイドしてもらう」──
そんな連携が自然に生まれ、
少しずつ理想的な切り口が形になっていきます。
実習後の目立てでは、
ノギスで1枚1枚のカッターの長さを測定し、
均一に整えていきます。
地味ですが、伐倒の精度と安全に直結する重要作業。
疲れの中にも真剣さがにじみます。
研修生のみなさん、本日もおつかれさまでした。
10月11日(土)の研修
〇伐倒実習
地味で地道。でも、この積み重ねが命を守る。
“斜め”や“水平”というシンプルな言葉の裏に、
どれだけの経験と精度が求められるかを
痛感した一日でした。
来週はいよいよ受け口作りの本番へ。
本日の練習が、木を安全に、
そして美しく倒すための確かな一歩に
なったことを信じています。
※令和7年度埼玉県林業技術者育成研修オンライン説明会(25/06/09)
※令和6年度埼玉県林業技術者育成研修40日間のダイジェスト!
ぜひご覧ください。
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