

2026年5月24日
5月21日・22日の2日間、フォレストカレッジにて チェーンソー特別教育5月コース を開催しました。
今回の受講生は、男子8名・女子1名の計9名です。
今回も、県外からの参加者がありました。
「他の講習では教えてくれない細かいところまで教えてくれる」
「実践的な内容だと聞いた」
そうしたフォレストカレッジの噂を聞いて、足を運んでくださった方もいました。ありがたいことです。
チェーンソー特別教育は、単に修了証を取得するための講習ではありません。
大切なのは、現場で事故を起こさないための知識と動作を、体に覚えさせることです。
今回の5月コースでは、学科での危険区域の考え方から、ソーチェーンの取付、目立て、混合燃料、エンジン始動、玉切り、枝払い、伐倒デモンストレーションまで、基本をひとつずつ確認しながら進めました。
特に、立木を伐倒するときの危険区域については、目測ではなく、基準となる棒とものさしがあれば木の高さを測ることができる、という実践的な説明も行いました。
こうした一見細かい部分こそ、現場での安全を左右します。
【学科】近接作業の禁止立木を伐倒するときは、立木の樹高の2倍の距離を危険区域とし、他の作業者を立ち入らせてはいけません。
「だいたいこのくらいだろう」という目測だけでは危険です。
基準になる棒とものさしがあれば、木の高さは測れます。
フォレストカレッジでは、こうした現場で本当に使える細かい知識まで丁寧に伝えます。
安全は、感覚ではなく確認から始まります。
【学科】追いづる式伐倒の説明2日間の特別教育の中で深く習得するのは難しい技術ですが、今回は追いづる式伐倒についても説明しました。
伐倒にはいろいろな方法があります。
ただ丸太を切るのではなく、木の重心、倒れる方向、ツルの残し方を考えることが大切です。
受講生にとっては少し難しい内容かもしれませんが、こうした知識に触れておくことで、伐倒への理解が一段深まります。
【実技】ソーチェーン取付ソーチェーンの正しい取り付け方を学びます。
チェーンの向き、張り具合、バーへの収まり方。
基本に見えますが、間違えると作業中のトラブルや事故につながります。
チェーンソーは、エンジンをかける前の準備で安全性が大きく変わります。
「なんとなく」ではなく、「確実に」取り付けることが大切です。
【実技】目立て正しいカッターの深さと丸みをつけるために、治具を使って目立てをします。
目立ては感覚だけに頼ると、角度や深さがばらつきます。
治具を使うことで、正しい形を体に覚えさせることができます。
切れるチェーンソーは、力を入れなくても軽く切れます。
つまり、よく切れることは安全にもつながります。
【実技】正しい混合燃料の作り方混合燃料の作り方も大切な実技です。
混合比を間違えると、エンジン不調や故障につながることがあります。
「燃料を入れれば動く」ではなく、正しい混合比で作ることが、道具を長く安全に使う基本です。
チェーンソーを扱う人は、切る技術だけでなく、機械を傷めない知識も必要です。
【実技】エンジン始動法エンジン始動法を学びます。
意外と、正しいエンジンのかけ方を知らない人は多いです。
チェーンブレーキをかけ忘れて怪我をしたり、初爆を聞き忘れてオーバーチョークになったりすることもあります。
エンジン始動は、作業の入り口です。
ここで雑になると、その後の作業全体も危なくなります。
正しい始動法を身につけることは、事故を減らす第一歩です。
【実技】玉切り実習玉切り実習では、ガイドバーを挟まれない橋状材の切り方と、丸太が裂けない片持ち材の切り方を学びます。
木は切ればそのまま落ちるわけではありません。
重さのかかり方、支点の位置、切る順番によって、丸太の動きは変わります。
だからこそ、理屈を理解してから切ることが大切です。
フォレストカレッジでは、こうした現場で困りやすい部分を丁寧に指導します。
【実技】枝払い実習枝払いは、チェーンソー作業の中でもキックバックに遭いやすい作業です。
やってはいけないこともたくさんあります。
枝がどの方向に出ているか、バーのどの部分が当たるか、体をどこに置くか。
ひとつ間違えると危険につながります。
そこで、基本の ワンツースリーのメソッド を覚えます。
型を覚えることで、無理なく、安全に枝払いができるようになります。
【実技】伐倒デモンストレーション伐倒デモンストレーションでは、1から10まで伐倒の手順を実践的に丁寧に教えます。
受け口、追い口、ツル、退避方向。
どれか一つでも曖昧にすると、伐倒は危険になります。
ただ木を倒すのではなく、倒す前の準備、切る順序、倒れた後の確認まで含めて学びます。
伐倒は、切る前に安全の大部分が決まります。
【実技】オープンフェイス伐倒法初心者にも覚えやすいオープンフェイス伐倒法を見せ、通常伐倒との違いを比べました。
伐倒方法にはそれぞれ特徴があります。
通常伐倒だけでなく、オープンフェイス伐倒を見比べることで、受講生は木を倒す仕組みをより理解しやすくなります。
安全に倒すためには、方法を知るだけでなく、違いを見て理解することが大切です。
【実技】集合写真受講生のみなさま、2日間お疲れさまでした。
学科から実技まで、長い時間しっかり集中して取り組んでいただきました。
最後には、しっかりと「安全」をお土産にできたと思います。
今回の5月コースも、フォレストカレッジらしく、細かい部分まで丁寧に指導する講習となりました。
危険区域の考え方、追いづる式伐倒の説明、ソーチェーンの取付、目立て、混合燃料、エンジン始動、玉切り、枝払い、伐倒。
どれも、現場で事故を防ぐために欠かせない内容です。
チェーンソーは便利な道具ですが、扱い方を間違えれば大きな事故につながります。
だからこそ、最初に正しい知識と基本技術を身につけることが大切です。
受講生のみなさん、2日間本当にお疲れさまでした。
これからチェーンソーを扱うときは、今回学んだことを思い出し、安全第一で作業してください。
次回は、
6月コース:6月25日・26日
7月コース:7月23日・24日
どちらもまだ定員に達していませんが、毎回早めに埋まります。
受講を検討されている方は、ぜひお早めにお申し込みください。
※フォレストカレッジホームページ
https://www.young-leaves.com/