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HAL散歩5月 Day1 結果を急がず、身体を整える1週間が始まった

2026年5月12日

HAL散歩5月 Day1

結果を急がず、身体を整える1週間が始まった

今回の新潟行きは、いつものように楽しみだけで始まったわけではなかった。

体が重い。
気持ちも重い。

本当なら、道中の谷川連峰や岩原スキー場の景色を楽しみにしているはずなのに、
今回はHALに向かう気持ちも、どこか鈍かった。

本日、2026年5月11日(月)から新潟病院でのHAL散歩が始まった。

 

5年前は、はっきりした目標があった。
あの頃はきつくても、目的が明確だった。
ところが今は、2分間歩くこと自体がつらい。
HAL散歩も、腕で支えないと歩ける気がしないし、
その腕もまたかなりの重労働だ。

HALは病気を治すものではない。
進行を少しでも遅らせるためのリハビリだ。
そんなことは頭では十分わかっている。

けれど、最近ははっきりわかるように
自分の思う通りには体が動かない。
そうなると、
自分の病気の進行がHALのリハビリを追い越してしまうのではないか
そんな不安がどうしてもよぎる。

 

焦ってもしょうがない。
じっくりリハビリに向き合うしかない。
それもわかっている。

それでも不安は出る。
人間だからだ。

大病になれば、落ち込むことはある。

いつも前向きでいようとしても、
頑張り続けることに疲れる日もある。

私はこれまで、
同じ病気の人たちに、自分がHALに取り組む姿を見せることで、
少しでも元気になってもらえたらと思っていた。

それは今も変わらない。

でも、正直に言えば、
私も疲れる。

思うように動かない体に腹が立つ日もある。
先のことを考えて、不安になる日もある。
「また頑張ろう」と思えない日もある。

やっぱり人間だ。

だから今回は、
ただ頑張っている姿だけを書くのではなく、
もがいている自分もそのまま書いてみようと思う。

同じようにもがいている誰かに、
「自分だけじゃない」と思ってもらえるなら、
それもまた、HAL散歩を書く意味なのかもしれない。

 

だから今回は、
PTさんや地域連携の方にもきちんと説明して、
2分間歩行などの歩行テストは行わず、HAL散歩そのものに集中する1週間
にしてもらった。

数字を追うのではなく、
HALの力を借りて、
まずは身体を整える。
今回はその方がいいと思った。

この変更は、自分にとって大きかった。
無理に結果を背負わないだけで、
少し気持ちが楽になった。

 


道中、湯沢に近づくと
雪を残した山並みが見えてきた。

谷川岳そのものと断定するより、
谷川岳を含む谷川連峰と言う方が正確だと思うが、
この景色を見ると、やはり新潟へ来たという気持ちになる。

行く前は重かった気分も、
こういう景色を見ると少しだけほぐれる。

 


山は変わらずそこにある。
こちらの調子が良い時も、重い時も、
山の方は何も言わずにそこにある。

それが、逆にありがたい。

 


前回の4月は、
数字より大切なものを見つけた1週間だった。

今回はその続き。
無理に結果を取りに行くのではなく、
見えてきた課題をもう一度身体に落とし込む時間
にしたい。

 


湯沢インター手前では岩原スキー場も見えた。

雪が消え、季節は確実に進んでいる。
こちらも同じように、
少しずつでも前へ進めばいい。

前回のように
記録やタイムに肩に力を入れるのではなく、
今回は歩き方を整えることに集中する。

 


そして今日のHAL散歩。

今回は最初から歩行テストがない。
その分、
「今日はどこを整えるか」
という見方でHALに向かうことができる。

前回見えた課題は、はっきりしている。

・骨盤の前方移動が途中で止まりやすい
・立脚後期の伸びが弱い
・腕で支えすぎる瞬間がある
・右足の蹴り脚を毎歩安定して出せていない

だから今週は、
数字ではなく再現性を大事にしたい。

毎歩、同じように。
同じセッティングで。
同じ感覚で。

その土台を作る1週間にしたいと思う。

 


そして今日、一番救われたこと

正直に言えば、
今日は新潟へ着くまで気持ちはかなり重かった。

ところが、新潟病院でお昼を食べたら、
その不安が少し消えた。

とにかくお米がおいしい。
魚料理もうまい。

魚が苦手だった私が、
魚をおいしく食べられるようになったのは新潟病院である。

こういうことを書くと笑われるかもしれない。
でも本当だ。

 

立派なことばかり言ってもしょうがない。
高橋昭夫も、ただの人間である。
気持ちが沈む日もあるし、
うまい飯に救われる日もある。

今日のお昼は、
そんな一食だった。

 


Day1を終えて

気持ちが重いまま新潟へ向かったが、
出発して、景色を見て、病院に着いて、HALを始めて、
そしてご飯を食べて、
少しずつ気持ちは現場に戻ってきた。

まだ元気いっぱいとは言えない。
でも、今回はそれでいい。

 

今週は、
無理にモチベーションを上げる1週間ではなく、
身体を整えながら、また前に進む準備をする1週間でいい。

歩行テストを手放したことで、
ようやく見えるものもあるはずだ。

また、新しいHAL散歩が始まった。

 

 

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