

2026年4月14日
2026年4月13日(月)、戸田市シルバー人材センターにて、
シルバー人材センター会員の皆さまを対象とした
刈払機安全講習(2時間半講習)を行いました。
今回の講習は、ただ刈払機の使い方を説明するだけではありません。
シルバー世代に多い事故の特徴、年齢に伴う身体機能の変化、
そして「慣れ」や「過信」が事故につながる危険性を踏まえた内容で実施しました。
長年の経験は大きな強みです。
ですがその一方で、年齢とともに反応の遅れ、つまずきやすさ、
視野や聴覚の変化、疲労による集中力の低下など、
若い頃とは違う身体の変化が確実に出てきます。
今回の講習では、そうした現実をきちんと受け止めた上で、
「今の身体に合った安全行動」を学び直していただくことを重視しました。
そのため、今回使用したテキストやスライドは、
一般向けの内容をそのまま使ったものではありません。
シルバー世代に多い事故、実際の現場で起こりやすい危険、
そして講習で本当に伝わる表現を意識して、
一から作り直したシルバー向け教材を使って進めました。
講習の前半では、まず高齢者に多い事故の原因について確認しました。
特に多いのは、
① バランスを崩して転倒・つまずき、その結果として自分で刃物に触れてしまう事故
② 疲労による判断ミス
③ 視覚・聴覚の衰えによる見落とし
です。
高齢者は、疲れの自覚が遅く、疲労が一気に出る傾向があります。
だからこそ、「まだ大丈夫」という感覚が一番危ない。
この点を、まず最初にしっかりお伝えしました。
今回の講習では、特に大切な内容として「絶対禁止」の項目を確認しました。
草が絡まったときや、何か詰まったときに、
つい「ちょっとだけ」と手を出したくなることがあります。
ですが、それが一番危険です。
必ずエンジンを止める。
バッテリー式なら電源を切る。
この基本を守らなければ、重大事故につながります。
「暑いから」
「短時間だから」
この理由で保護具を省くのは危険です。
飛来物や接触事故は避けきれません。
特にシルバー世代では、けがが重くなりやすいため、
保護具は最後の壁です。
ヘルメット、防護メガネ、防護服など、
基本装備をきちんと着けることの重要性をあらためて確認しました。
斜面、ぬかるみ、足元の悪い場所では、転倒がそのまま大事故につながります。
講習では、
・足が重い
・息が上がる
・つまずきが増える
・集中が切れる
といった変化が出たら、
無理をせず休むことの大切さもお伝えしました。
刈払機を安全に使うためには、
正しい姿勢と刈刃の使い方が欠かせません。
今回の講習では、
・基本姿勢
・刈刃の刈払い位置
・草類とかん木での考え方の違い
など、実際の作業に直結する基本を確認しました。
慣れている人ほど自己流になりやすくなります。
ですが、自己流は事故の入口です。
だからこそ、毎年あらためて基本を確認する意味があります。
今回の講習では、作業技術だけでなく、
周囲の安全確認、第三者災害の防止、疲労時の判断に
ついてもお話ししました。
草はまた伸びます。
ですが、体は替えがききません。
だからこそ、無理をしないこと、急がないこと、
そして危ないと感じたらやめることが大切です。
「今日はやめる」という判断も、立派な安全行動です。
今回は座学だけでなく、実機を使った説明も行いました。
実際の機械を前にすると、受講者の皆さまも理解しやすくなり、
質問もより具体的になります。
やはり安全講習は、ただ話を聞くだけではなく、
実物を見て危険を具体的にイメージできることが
大切だと改めて感じました。
シルバー人材センター向けの安全講習は、
一般向け講習とまったく同じではいけません。
身体機能の変化、事故の起こり方、理解しやすい言葉、集中しやすい時間構成、
どれもシルバー世代に合わせて組み直す必要があります。
今回の講習も、そうした考えのもとで2時間半に再構成し、
無理なく集中しやすい形で行いました。
刈払機は便利な道具ですが、使い方を誤れば重大事故につながります。
だからこそ、
無理をしない。
急がない。
油断しない。
この基本が何より大切です。
フォレストカレッジでは、シルバー世代の皆さまが安全に仕事を続けられるよう、
年齢に応じた安全教育を大切にしています。
修了証を取って終わりではなく、毎年シーズン前に安全を再確認することが、
事故を減らす一番確実な方法です。
これからも、現場で本当に役立つ、
分かりやすく実践的な安全講習を続けてまいります。
シルバー人材センター向けのチェーンソー安全講習・刈払機安全講習に
ついてのご相談は、お気軽にお問い合わせください。
※フォレストカレッジホームページ
https://www.young-leaves.com/