

2026年1月13日
林業の魅力シリーズ 第390弾
青森ヒバという木
日本で一番“腐りにくい木”の話
スギが日本の林業の主役なら、
ヒバは日本の林業の“縁の下”です。
目立たない。
派手でもない。
でも、必要な場所には必ず使われてきた木。
今日は、
日本で一番「腐りにくい」と言われる木、
青森ヒバの話です。
1.ヒバは「生き残る場所」に使われてきた
ヒバは、
土に近い場所、
水に近い場所、
湿気の多い場所で使われてきました。
土台、橋、杭、風呂、神社仏閣。
腐りやすい場所ほど、ヒバが選ばれた。
理由ははっきりしています。
ヒバは、腐りにくい。
虫に強い。
カビに強い。
木が一番負けやすい場所で、
ヒバは一番強かった。
2.強い木は、扱いやすい木ではない
ヒバは、いい木です。
ただし、素直な木ではありません。
油分が多く、
独特の香りがあり、
乾きにくく、
割れ方にも癖がある。
加工も、乾燥も、接着も、
スギよりずっと気を遣う。
だからこそ、
ヒバは「万能材」にはならなかった。
役割を持った木として、
生き残ってきたのがヒバです。
3.ヒバは「時間を稼ぐ木」
腐らないということは、
時間を稼げるということです。
建物の寿命。
設備の寿命。
手入れまでの猶予。
ヒバは、
人がミスをしても、
すぐには壊れない木です。
それは、
林業にとっても、
建築にとっても、
とても大きな価値です。
木には、役割があります。
早く育つ木。
軽い木。
粘る木。
重い木。
そして、腐らない木。
ヒバは、
「長く持たせたい場所」を
任されてきた木です。
スギが森を支えてきたなら、
ヒバは暮らしの底を支えてきた。
派手ではない。
でも、なくなると一番困る。
ヒバは、そういう木です。
note更新のお知らせ(1月7日更新)
彩ちゃんの安全物語 第18話が公開されました。
『その声は、届いているか』―
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