

2025年8月22日
林業の魅力シリーズ 第301弾
都市林業が描く、街の木と共に育つ循環する未来
林業の魅力シリーズ第301弾、
本日は金曜日恒例「森や自然に関する本の紹介」。
今回は、都市の中にある“林業”という視点を教えてくれる一冊
湧口善之さんの『都市林業で街づくり』を深掘りします。
「街に林業なんてあるの?」と感じる方もいるかもしれません。
でも、公園の木や街路樹、学校林も立派な“森林資源”です。
それらを伐って捨てるだけでなく、暮らしに循環させて活かす発想に、
彩ちゃんも新鮮な驚きを感じたようです。
街の木を“林業資源”として見る時代へ
「林業」と聞いて、多くの人が思い浮かべるのは山間部の森。
しかし、林業のフィールドは都市にも広がっています。
公園の樹木、街路樹、学校林-これらは実は「林業資源」でもあるのです。
今回取り上げるのは、湧口善之さんの著書『都市林業で街づくり』(築地書館)。
「いまここにある木を使う」という視点から、
都市に根差した新しい林業のかたちを示してくれる一冊です。
伐られてきた“街の木”に、新しい命を
公園や街路で成長した木々も、老木や危険木となると伐採され、
行き場をなくすことが多いのが現状。
しかし湧口さんは、それらを廃棄ではなく「素材」として活かす
循環型の都市林業を提唱しています。
ベンチ、木道、遊具、さらには公共建築材まで。
本来は捨てられていた街の木が、街のなかで再び生きる-
この考え方には、強い納得感があります。
学校林も“学びと生産”の循環へ
また、湧口さんは「学校林」も注目資源として挙げています。
教育の一環として木を育て、伐り、使い、その命の循環を学ぶという視点です。
都市の子どもたちが「自分たちの木を活かす」という経験を通して、
森林と暮らしのつながりをリアルに感じられる取り組みでもあります。
彩ちゃんのひと言メモ
「街にも“林業”ってあるんですね…。
私、山だけがフィールドだと思ってました。
公園の木が机や遊具になって、また誰かの暮らしに寄り添うなんて…
それって、すごく優しい林業ですね。」
森の循環は“都市”からも生まれる
私たちが暮らす街にある木々も、伐り時や使い道を考えれば立派な資源。
都市林業は、遠くの森を守ることにもつながります。
これからは、「山を見る目」だけでなく、
「街の木をどう活かすか」という目線も必要です。
そこに、新たな林業の未来があります。
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