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林業の魅力シリーズ

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「ノルウェイの森」と“森の記憶”-村上春樹作品に見る、静寂と再生の風景

2025年9月12日

林業の魅力シリーズ第316弾

 

「ノルウェイの森」と“森の記憶”-

 

村上春樹作品に見る、静寂と再生の風景

 

 

 

「ノルウェイの森」、それは一冊の小説であり、

 

ひとつの“時代の空気”を封じ込めたような作品。

 

 

村上春樹の代表作にして、大ベストセラー。

 

多くの人の心に「静かに、深く」入り込んだ物語です。

 

 

今日はこの『ノルウェイの森』を、

 

“林業と森の感性”という視点で読み解いてみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

1. 森はただの風景ではない

 

小説のタイトルにもなった

「ノルウェイの森(Norwegian Wood)」は、

ビートルズの楽曲からの引用であると同時に、

物語全体に漂う“遠い記憶”と“喪失感”を象徴する存在です。

 

物語の中で、森は単なる背景ではありません。

 

若き登場人物たちの「不安定な心」

社会に適応できずに揺れる「命」

孤独や死、再生をめぐる象徴としての「静かな森」

 

こうした“森の存在感”は、森と共に生きる林業者が感じる

森の呼吸、記憶、余白にどこか通じるものがあるのです。

 

 

 

2. 村上春樹と自然描写のセンス

 

春樹作品にたびたび登場する「森」や「山小屋」、

「冷たい空気」や「樹木のざわめき」。

それらは、計算されすぎていない、

“間(ま)”の表現として描かれます。

 

林業の世界でも、「木を見る」「風を聴く」「土を読む」

という作業には、同じように言葉にできない

“間”や“沈黙の美しさ”が存在します。

 

 

 

3. 彩ちゃんのひとこと

 

「なんで“ノルウェイの森”ってタイトルなんですか?

ノルウェーには行かないのに…」

講習後の休憩時間、彩ちゃんが不思議そうに聞いてきました。

 

校長が少し笑って答えました。

「たぶん、それは“場所”じゃなくて、

“心の風景”なんだよ。森のように、深くて静かで、

でもいつかまた春がくる、そんな感覚」

 

 

 

4. 喪失と再生-森の循環と物語の本質

 

『ノルウェイの森』の主題は「喪失」と「再生」。

それは林業における「伐って、植える」「失って、育てる」

循環の思想にも重なります。

 

失うことがすべてではない。

そこに静かに、新しい命の兆しが芽吹く。

森は、忘れない。だけど、止まらない。

 

 

 

『ノルウェイの森』という物語は、

 

若さや死といった重いテーマを内包しながらも、

 

その中心にはいつも「静けさ」がありました。

 

 

それはまるで、林業の現場で聞こえる“音のない音”、

 

そして自然と共に生きる人々の胸の奥にある

 

「森の記憶」なのかもしれません。

 

 

 

noteにて連載中の【彩ちゃんの安全物語】

 

最新エピソード「第2話:彩ちゃん、

チェーンソー特別教育を受ける」が公開されました!

 

林業を学び始めた彩ちゃんが、

2日間の講習で安全と技術の大切さに

気づいていく物語です。

https://note.com/forestcollege/n/n285ae528476f

 

 

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