2024年7月12日
🌲 持続可能な林業技術🌲
林業の魅力シリーズ第27弾として、
今回は当校で行っている「朝会の雑談」をテーマに取り上げたいと思います。
当校の朝会では、私高橋が林業以外のことも話し、
そこから新しい林業へのヒントや既存の林業への提案が生まれることも少なくありません。
朝会の雑談は、林業に直接関係のない話題から始まることが多いです。
しかし、その中で浮かび上がるアイデアや視点は、
林業に新しい風を吹き込むことがあります。
例えば、他業界の成功事例や新技術の話題から、
林業に応用できるヒントを得ることができます。
ある日の朝会で、ドイツの持続可能な林業の話題が上がりました。
その中でも特に注目されたのが「馬そりを使った林業」です。
ドイツでは、高性能な機械を使うよりも、馬そりを使った方が収益が上がり、
森も健康に保たれることが実証されています。
馬そりは、土壌を傷めずに木材を運搬するため、森林の生態系に優しい方法です。
また、機械に比べて初期投資が少なく、維持費も低いというメリットがあります。
これをヒントに、日本の林業でも持続可能な方法を取り入れることができないか、
という議論が始まりました。
雑談は、自由な発想を促し、クリエイティブな思考を育む場です。
研修生たちは、自分の意見を自由に表現し、他の人の意見を聞くことで、
新たなアイデアや視点を得ることができます。
これにより、林業に対するアプローチも多様化し、
従来の方法にとらわれない新しい解決策が生まれます。
朝会での議論から生まれた具体的なアイデアとして、
間伐材の有効活用や森林の多機能性を活かした新しいビジネスモデルの提案がありました。
例えば、馬そりを使った林業ツアーや、馬そりで運ばれた木材を使った製品開発など、
持続可能な林業を実現するためのアイデアが次々と出てきました。
日本の林業は、経済的な厳しさや環境問題など多くの課題を抱えています。
しかし、朝会の雑談のような場を通じて、研修生たちが自由に意見を交換し、
新しいアイデアを生み出すことで、
これらの課題に対する新しい解決策が見つかるかもしれません。
当校の朝会は、単なる情報共有の場ではなく、研修生たちが自由な発想で意見を交換し、
林業に新しい風を吹き込む場でもあります。
雑談の中から生まれるアイデアや視点は、
日本の林業の未来を切り開く鍵となるかもしれません。
※杉の特性を存分生かしたタイニーログハウス
※オンライン説明会(YouTubeライブ)アーカイブ
※現地説明会(YouTubeライブ)アーカイブ
※動画で昨年の埼玉県林業技術者育成研修の様子をチェック!
※動画でレクリエーションゲームをチェック!