

2025年12月14日
ログハウス講座 専門知識編 vol.64
木はなぜ心と体に効くのか?
香り・健康・心理作用を科学で読み解く
ログハウスに入った瞬間、
「なんだか落ち着く」
「深呼吸したくなる」
そう感じたことはありませんか?
それは、
気のせいでも、思い込みでもありません。
木には、
心と体に作用する“科学的な力”があるのです。
今回は、
木の香り・空気・触感が、
なぜ人を癒すのかを、科学の視点から解説します。
木の香りは「化学物質」ではなく「生理活性物質」
木の香りの正体は、
テルペン類(フィトンチッド)と呼ばれる成分です。
代表的なものには、
α-ピネン
リモネン
カンフェン
などがあります。
これらは単なる匂いではなく、
人の自律神経に直接働きかける生理活性物質。
研究では、
副交感神経を優位にする
心拍数を下げる
血圧を安定させる
といった作用が確認されています。
つまり、
「木の家に入るとリラックスする」のは、
身体が正しく反応している結果なのです。
木の空間は“睡眠の質”を高める
木材の香りには、
睡眠を深くする作用があることも知られています。
実験では、
木の香り成分を含む空間では
入眠が早くなる
中途覚醒が減る
深い睡眠が増える
という結果が出ています。
ログハウスで
「よく眠れる」
「朝の目覚めが違う」
と感じる人が多いのは、偶然ではありません。
木は“脳”にも効いている
木に囲まれた空間では、
脳波にも変化が起きます。
具体的には、
α波(リラックス状態)が増加
集中力を妨げる緊張状態が減少
これは、
木の視覚的な柔らかさ、
規則的すぎない年輪や木目が
脳に安心感を与えるためです。
人工素材のような
完全な直線・均一な色は、
人の脳を無意識に緊張させます。
木の「不均一さ」は、
人間の感覚と非常に相性が良いのです。
木は空気を“きれいにする”
木材には、
調湿作用
抗菌・防カビ作用
があります。
室内の湿度が
高すぎても、低すぎても
体には負担になりますが、
木は自然に湿度を調整します。
また、
一部の木材成分には
ダニやカビの増殖を抑える作用もあります。
これは
「木の家は空気が違う」
と感じる理由のひとつです。
なぜログハウスは“効き目”が強いのか
木造住宅でも、
ログハウスは特別です。
理由は単純で、
木の量が圧倒的に多いから。
壁
柱
梁
天井
空間全体が
“木の成分に満ちている”。
だからログハウスは、
木の持つ効果を最大限に体感できる住まいなのです。
木は、
構造材である前に、
人の体と心に寄り添う存在です。
香りで自律神経を整え、
空気を調え、
脳を安心させる。
ログハウスは、
「丈夫な家」でもあり、
健康を支える空間でもある。
それを知って住むか、
知らずに住むかで、
暮らしの質は大きく変わります。
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