

2025年9月18日
林業の魅力シリーズ第319弾
五感で森を読む:木の香りが語ること
木を見て判断する。触れて感じる。
音で聴く。そして──香りで知る。
林業の現場では、こうした「五感」を駆使して
木を見極める力が求められます。
今回はその中でも「香り」に注目。
森の中でふと鼻をくすぐる木のにおい。
実は、それが林業者にとって大切な手がかりになることもあるのです。
1. 彩ちゃん、香りに気づく
「ん?この木、なんだか懐かしい匂いがする…」
森の中を歩いていた彩ちゃんが立ち止まりました。
目の前にあるのは伐採後のヒノキの丸太。
ほんのりと甘く、すっきりとした香りが漂っています。
「実家の押し入れの匂いに似てるかも!」
2. 木は“香り”で語りかける
ヒノキ、スギ、クスノキ、サクラ──それぞれが独自の香り成分を持ち、
ヒノキは「フィトンチッド」
クスノキは「カンファー(樟脳)」
スギは甘くやわらかい香り
木を伐った瞬間、その香りが立ち上がり、
その木の“鮮度”や“樹種”を教えてくれるのです。
3. 熟練の林業者は“におい”で異変を察知
虫食いや腐りが進んでいる材は、独特な酸味や発酵臭を放つ
カビが繁殖した丸太には、湿った土のような香りが漂う
病気にかかっている木は、普段とは異なる匂いがすることも
「目で見えなくても、鼻でわかる」──
五感の中でも嗅覚は瞬時に反応できる貴重なセンサーです。
4. 精油と癒しの世界へ
香りといえば、フォレストカレッジの精油づくりにもつながります。
間伐したヒノキやクスノキの葉から精油を抽出
香りによる癒し、虫除け、防臭など多用途に活用
精油体験では、香りを通して森とつながる感覚が味わえます
彩ちゃん:「これ、森を持ち歩いてるみたいですね!」
目で見て、耳で聞いて、手で触れるだけじゃない。
森は香りでも語りかけてくる。
それに気づいたとき、私たちの林業はもっと深く、
もっとやさしくなるかもしれません。
note更新のお知らせ
彩ちゃんの安全物語 第3話 公開!
『目立ての奥深さに目覚める』──安全作業の第一歩は、刃を“よく見ること”から。
彩ちゃんの成長がじんわり伝わる、読者必見の回です!
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