

2025年10月20日
林業の魅力シリーズ第338弾
フィンランドの“スマート林業”最前線
森林コンサルタント見習いの彩(あや)ちゃんは、
ある日こんな記事を目にしました。
「フィンランド、林業にAIと衛星データを本格導入──
スマートフォレスト革命」
「えっ、森の様子をドローンや衛星で把握してるの?
すごい…!」
彩ちゃんは、北欧フィンランドの進化した林業に
驚きと興味を覚え、自分の目指す林業の未来像を
重ね始めたのです。
世界の林業最先端国フィンランドでは、
AIとICT技術を駆使した“スマート林業”が
大きく進んでいます。
森林資源の活用に対する高い関心と、
環境保全への深い配慮──
その両輪を回しながら進化する林業モデルは、
私たちに多くのヒントを与えてくれます。
フィンランドの林業、なぜ注目される?
国土の約75%が森林という森林大国
森林資源の持続的利用に国家戦略として取り組む
林業従事者や住民への教育・啓発が徹底されている
データが林業を変える!
衛星やドローンによる森林モニタリング:
伐採計画や保全対象の特定に活用
AIによる樹種判別・成長予測:
伐採と育成の最適化が可能に
林業機械の自動運転・遠隔操作:
人材不足の地域でも安定的な作業が実現
環境配慮型の技術開発
重機による地面の損傷を最小限にするタイヤ設計
CO2排出削減を目的としたバイオ燃料の活用
森林バイオマスの活用とエネルギー自給
教育・研修にもデジタル革命
VR(仮想現実)を用いた伐倒訓練
スマートグラスで作業指導・マニュアル表示
デジタル教材による林業教育の標準化
彩ちゃんは、フィンランドの“スマート林業”を
知ってこう思いました。
「日本の森にも、
もっと“見える化”が必要なんだな…
でも、木の声を聴く気持ちは忘れたくない」
最先端の技術と、自然へのまなざし──
どちらも大切にできる林業人を目指して、
彩ちゃんの学びは続きます。
note連載「彩ちゃんの安全物語」更新情報
2025年10月15日更新
彩ちゃんの安全物語 第7話「伐倒方向、ほんとうに合ってる?」
第7話のテーマは、伐倒方向。
山で木を伐るときに一番大切なのは、
「どこに倒すか」を的確に判断すること。
間違った方向に倒せば、
命に関わる事故にもつながりかねません。
今回は、彩ちゃんがその判断ミスの危険性を体験し、
どうやって修正したかを描いています。
学べるポイント:
地形と風の読み方
重心の取り方とクセ木の見分け方
実際の現場で起こる「想定外」への対応
「なんとなく」「たぶん大丈夫」では
通用しないのが伐倒の現場。
彩ちゃんの成長と失敗を通して、
伐倒方向の重要性を一緒に学びましょう!
森の安全は、小さな気づきの積み重ねから。
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