

2026年7月29日
7月23日・24日の2日間、株式会社FOREST COLLEGEにて、チェーンソー特別教育7月コースを開催しました。
今回は、男子7名、女子1名の計8名が受講しました。
今回も埼玉県内だけでなく、東京、千葉など県外からの参加がありました。
「フォレストカレッジでは、ほかの講習ではあまり教えてくれない細かいところまで教えてくれる」
「資格を取るだけではなく、現場で使える実践的な技術を教えてくれる」
そうした評判を各地で聞き、フォレストカレッジを選んでくださった方もいます。
数ある講習機関の中から、わざわざ県境を越えて寄居町まで来てくださることは、本当にありがたいことです。
しかし、その期待が大きいからこそ、私たちも中途半端な講習はできません。
チェーンソー特別教育の目的は、修了証を発行することだけではありません。
目立て、混合燃料、保護衣の着用、エンジン始動、玉切り、枝払い、伐倒まで、現場で事故を起こさないために必要な知識と技術を、実際に体を動かしながら身につけてもらうことが目的です。
チェーンソーは、正しく扱えば非常に便利で働き者の道具です。
しかし、慣れや油断、自己流の扱いが入ると、一瞬で大きな事故につながります。
修了証を持っているだけでは、事故は減りません。
「知っている」から一歩進み、現場で確実に実行できて初めて、安全教育が生きてきます。
暑さの厳しい2日間でしたが、8名の受講生は最後まで集中して、チェーンソーの基本と安全技術を学びました。

チェーンソー特別教育7月コースが始まりました。
今回は、男子7名、女子1名の計8名が受講しました。
東京、千葉など県外からも参加があり、それぞれ職業やチェーンソーの経験は異なります。
経験者であっても、基本をあらためて確認すると、これまで自己流で行っていた部分に気づくことがあります。
初心者は、最初に正しい基本を覚えることが何より大切です。
経験者も初心者も、いったん同じスタートラインに立ち、安全な使い方を一つずつ確認していきます。
チェーンソーを使う前に、まず危険を知ること。
基本を守ること。
そして、慣れても確認を省略しないこと。
この意識が、2日間の講習の土台になります。

目立て実習です。
丸やすり1本だけで目立てを行うと、やすりを上から押さえすぎてしまい、カッターの底まで削り過ぎて、フック型の刃にしてしまう人が少なくありません。
刃を鋭くしようとして深く削ればよい、というものではありません。
フック型になった刃は木に食い込みすぎ、振動や引っ掛かりが大きくなることがあります。切れ味だけでなく、チェーンソーの安定した操作にも影響します。
フォレストカレッジでは、正しい刃の丸み、角度、やすりの高さを体で理解してもらうために、治具を使って目立てを行います。
治具を使うことで、丸やすりを当てる正しい位置が分かりやすくなります。
目立ては、ただ刃を鋭くする作業ではありません。
正しい形に整え、チェーンソー本来の切削性能を引き出す作業です。
「泣くほど研げば、笑うほど切れる」
よく切れるソーチェーンは、作業者が力任せにチェーンソーを押し込む必要がありません。
切れ味を整えることは、作業効率の向上だけでなく、安全なチェーンソー作業にも直結します。

混合燃料の作り方です。
正しい混合比で燃料を作ることは、チェーンソーの性能を最大限に発揮させるための基本です。
混合比を目分量で決めたり、計量を省略したりすると、エンジン不調や焼き付きなどの故障につながる可能性があります。
燃料を多く入れればよいわけでも、オイルを多く入れれば安心というわけでもありません。
決められた混合比を守り、正確に計量することが重要です。
チェーンソーの安全というと、キックバックや伐倒方向など、作業中の技術ばかりが注目されがちです。
しかし、安全な作業は、チェーンソーを動かす前の準備から始まっています。
正しい燃料を作り、機械を良好な状態に保つことも、事故を防ぐ大切な安全管理の一つです。

下肢の切創防止用保護衣の着用方法を学びます。
チェーンソーを使用して伐木等の作業を行う際には、下肢の切創を防止するための保護衣を着用しなければなりません。
しかし実際の現場では、暑い、動きにくい、短時間の作業だから大丈夫などの理由で、着用されていない場面も見られます。
事故は「少しだけだから大丈夫」と考えた瞬間に起こります。
下肢切創防止用保護衣は、チェーンソーを扱う人なら誰でも着用できる安全装備です。
特別な技術がなくても、身につけることで守れる命があります。
フォレストカレッジでは、着用義務を説明するだけで終わらせません。
実際に保護衣を着用し、正しい履き方やサイズ、動きやすさを確認します。
安全装備は、持っているだけでは役に立ちません。
現場で確実に着用して初めて、作業者を守る装備になります。

エンジン始動法です。
正しいエンジンのかけ方は、チェーンソーによる事故を減らします。
エンジン始動は、毎回行う基本動作です。
しかし、頻繁に行う動作だからこそ、慣れによる省略や自己流が入りやすくなります。
チェーンソーを不安定な状態で始動したり、周囲の安全確認を行わずにスターターロープを引いたりすれば、思わぬ事故につながります。
フォレストカレッジでは、チェーンブレーキの作動、ガイドバー周辺の確認、足元の安定、周囲に人がいないこと、チェーンソーの固定方法まで丁寧に確認します。
何気ない動作を、何気なく行わない。
毎回同じ安全手順を守ることが、事故を防ぐ確実な方法です。

玉切り実習です。
まずは、チェーンソーを扱うときの基本姿勢とアクセルワークを学びます。
チェーンソーは、腕の力だけで押し込んで切る道具ではありません。
両足を安定させ、体の向きを整え、チェーンソーを体の近くで保持しながら、ソーチェーンの切削力を利用して切ります。
アクセルを中途半端に操作すると、ソーチェーンの動きが不安定になり、木への食い込みも悪くなります。
正しい姿勢とアクセルワークを身につけることで、余計な力を使わず、安定した玉切りができるようになります。
単純に見える玉切りにも、事故を防ぐための基本が数多く詰まっています。

玉切り実習では、橋状材と片持ち材の切り方も学びます。
橋状に支えられた丸太は、切る位置や順番を間違えると、切り口が閉じてガイドバーが挟まれることがあります。
片方だけが支えられた片持ち材は、切り方を間違えると、丸太が途中で裂けたり、急に動いたりする危険があります。
大切なのは、丸太にどの方向から力がかかっているかを見極めることです。
上側に圧縮の力がかかっているのか。
下側が引っ張られているのか。
切り進めたときに、切り口が開くのか、閉じるのか。
講師が一人ずつガイドしながら、ガイドバーを挟まれない橋状材の切り方と、丸太を裂けさせない片持ち材の切り方を丁寧に指導します。
現場では、教科書どおりに置かれた丸太ばかりではありません。
木にかかっている力を読み、安全な切断手順を選ぶ力が必要です。

枝払い実習です。
枝払いの基本となる「ワン・ツー・スリー」のメソッドを覚えます。
枝払いは、伐倒された木の周囲を移動しながら、体の近くでチェーンソーを扱う作業です。
足元には枝や幹があり、つまずきやすく、ガイドバーの先端が枝に接触すれば、キックバックが起きる危険もあります。
そのため、勢いに任せて次々と枝を切るのではなく、決められた順序でチェーンソーを動かすことが重要です。
ワン・ツー・スリーの動きを身につけることで、チェーンソーを無理に振り回さず、幹を支えとして利用しながら、安定して枝を払うことができます。
どこに立つのか。
どちら側から刃を当てるのか。
次にどの枝を切るのか。
枝払いは、手順と体の位置を守ることで、安全性と作業効率の両方が高まります。

伐倒デモンストレーションです。
伐倒の手順を1から10まで、実践的に丁寧に教えます。
木を倒す作業は、受け口と追い口を作れば終わりではありません。
立木の傾き、枝の張り方、重心、風向き、周囲の障害物、退避方向、作業者以外の立入りなど、切り始める前に確認すべきことが数多くあります。
伐倒方向を決め、退避路を確保し、受け口を正しく作り、必要なツルを残して追い口を入れる。
この手順のどこか一つを省略しただけでも、木が予定外の方向へ倒れる危険が高まります。
木は、切れば倒れます。
しかし、安全に倒れるとは限りません。
だからこそ、切る技術だけではなく、木が倒れる前に危険を予測する力が必要です。
フォレストカレッジでは、講師の動きを見てもらうだけでなく、一つひとつの手順を止めながら、なぜこの確認が必要なのか、どのような失敗が事故につながるのかまで説明します。

集合写真です。
受講生の皆さま、暑い中、本当にお疲れさまでした。
厳しい暑さの中での実技となりましたが、目立て、混合燃料、下肢切創防止用保護衣、エンジン始動、玉切り、枝払い、伐倒まで、最後まで集中して取り組んでいただきました。
暑い環境では、疲労によって集中力や判断力が低下します。
そのようなときこそ、無理をせず、休憩と水分補給を行い、基本手順を崩さないことが重要です。
チェーンソー特別教育は、修了証を受け取ることがゴールではありません。
講習で学んだ安全確認と技術を、それぞれの現場で繰り返し実践することが本当のスタートです。
今回の受講生の皆さまには、たくさんの「安全」をお土産に持ち帰っていただけたと思います。
今回のチェーンソー特別教育7月コースには、男子7名、女子1名の計8名が参加しました。
東京、千葉など県外からも、フォレストカレッジの評判を聞いて受講してくださいました。
「ほかの講習では教えてくれない細かいところまで教えてくれる」
「現場で役に立つ実践的な内容を学べる」
そうした受講生から受講生へと伝わる声は、私たちにとって何よりの励みです。
同時に、その期待に応え続ける責任も感じています。
フォレストカレッジのチェーンソー特別教育は、単に法定教育の時間を終え、修了証を発行するだけの講習ではありません。
目立ての刃の形や丸やすりの位置、正しい混合燃料の作り方、下肢切創防止用保護衣の着用、エンジン始動時の姿勢、丸太にかかる力の読み方、枝払いの手順、伐倒前の安全確認まで、現場で本当に必要になる細かな部分を丁寧に教えています。
事故は、特別に難しい作業だけで起きるのではありません。
「これくらいなら大丈夫」
「いつもやっているから大丈夫」
「少しの時間だから保護衣はいらない」
そうした慣れや油断、省略から事故は始まります。
修了証を持っているだけでは、事故は減りません。
講習で学んだ基本を現場で守り続け、何度も安全を確認し直すことが大切です。
次回のチェーンソー特別教育は、9月24日・25日に開催予定です。
現在、まだ定員には達していませんが、毎回県内外からお申し込みをいただいております。
受講を希望される方は、お早めにお申し込みください。
今回受講された8名の皆さま、暑い中、本当にお疲れさまでした。
どうかそれぞれの現場でも、今回持ち帰った「安全」を忘れず、無事故でチェーンソー作業を続けてください。
※フォレストカレッジホームページ
https://www.young-leaves.com/