

2025年11月27日
林業の魅力シリーズ第363弾
森が冬支度をはじめる頃:
落ち葉の音が教えてくれる季節のサイン
晩秋の森を歩くと、足元から「カサ…カサ…」と
静かに響く落ち葉の音がします。
派手さはないけれど、この季節だけの特別な“森の声”。
今日は、冬へ向けて動き出した森が、
落ち葉を通して教えてくれる小さなサインについて、
そっと耳をすませてみます。
彩ちゃんがぽつりと
「落ち葉の音って、季節の手紙みたいですね」
と言って、思わずうなずきました。
落ち葉は“森のカレンダー”
木々が葉を落とすのは、冬を迎えるための準備。
落ち葉の量、色、乾き方は、
森の状態や季節の加速度を教えてくれます。
乾いた落ち葉の音が増えると、森の湿度が下がり、
空気が冬の表情に変わってきたサインです。
土を育てる“森の投資”
落ち葉はそのままでは終わりません。
土の上でゆっくり分解され、
来春の木々を支える栄養になります。
森は毎年自分の力で土を育てる――
この自然の仕組みは林業でも大切な視点です。
どれだけ人工的に整備しても、森の力には敵わない。
そのことを落ち葉が静かに思い出させてくれます。
「音」で季節を味わう贅沢
現代は視覚情報が多い分、
音に意識を向ける機会が減りました。
でも、晩秋の森ほど“音が豊か”な季節はありません。
風が通る音、枝の揺れる音、
そして足元の落ち葉が奏でる音。
彩ちゃんも「音だけの森散歩って、なんだか贅沢ですね」と
嬉しそうでした。
季節が変わるたびに、
森は静かに合図を送っています。
そのサインに気づけるようになると、
同じ道を歩いても景色がまるで違って見えるものです。
落ち葉の音が少しでも心に残ったら、
今週末は森をゆっくり歩いてみてください。
冬へ向かう森は、静かだけれど、
とても温かい時間をくれますよ。
note最新記事のご案内
彩ちゃんの安全物語 第13話が公開されました。
チームの中に生まれた信頼
― 「風が止んだ森に、静かな拍手が響く」 ―
※フォレストカレッジホームページ
※X
※アメブロ