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埼玉県林業技術者研修

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林業の魅力シリーズ第212弾:木材の未来を守る-ブロックチェーンが支える林業の透明性

2025年4月14日

 

 

木材の未来を守る-ブロックチェーンが支える林業の透明性

 

 

月曜日は未来の林業や建築、森林・自然・地球・人間に

 

関わる技術革新を取り上げる日です。

 

 

第212弾では、木材の「出どころ」が問われる時代に

 

ふさわしい技術、トレーサビリティ×ブロックチェーンに

 

ついて深掘りします。

 

 

「この木はどこから来たのか?」「誰がどのように伐ったのか?」

 

持続可能な森林管理を実現するには、木材の流通履歴を

 

誰もが確認できる仕組みが欠かせません。

 

その鍵を握るのが、ブロックチェーンです。

 

 

 

 

 

 

トレーサビリティとは?

 

「トレーサビリティ(traceability)」とは、製品の原料や製造履歴を

たどれる仕組みのこと。

 

林業においては、以下のような情報を記録・管理することを意味します。

 

伐採地(山林所在地、地番)

樹種、伐採年月日、伐採者

搬出経路、加工業者、流通ルート

最終製品の用途(建材、家具、紙など)

 

この情報が改ざん不可能な形で一元管理されると、

木材の価値と信頼性が飛躍的に高まります。

 

 

 

ブロックチェーンが林業にもたらすもの

 

ブロックチェーン技術は、情報の分散記録と改ざん耐性に優れています。

 

林業においては以下のような活用が期待されます。

 

合法伐採証明:伐採許可情報と照合し、違法伐採材を排除

 

スマート林業との連携:ドローン、GPS、センサーと連動して、

現場のデータを自動記録

 

国際認証制度との接続:FSCやPEFCといった認証制度と連動した情報管理

 

流通透明化:木材市場や建築業界へのトレーサビリティ情報の提供

 

 

 

日本と世界の先進事例

 

日本の実証実験:一部の森林組合や流通業者が、

QRコード付きで伐採情報を開示する取り組みを開始

 

フィンランド・スウェーデン:国レベルでの森林GISと

トレーサビリティ連携

 

アマゾン対策:南米では違法伐採の撲滅を目指し、

ブロックチェーン技術を導入

 

これらは、環境保全と経済活動を両立させる仕組みとして注目されています。

 

 

 

木材の価値が変わる未来

 

トレーサビリティとブロックチェーンの融合は、

単なる管理技術にとどまりません。

 

これにより

 

国産材のブランド化が加速

 

消費者の信頼獲得(誰がどう育てた木かを可視化)

 

カーボンフットプリントの正確な把握

 

教育・観光・地域振興との連携(デジタルスタンプラリー的活用)

 

など、林業の“価値創造”が多方面に広がっていきます。

 

 

 

木材が、情報とともに流通する時代へ。

 

 

ブロックチェーンという革新技術が、

 

森の未来に透明性と信頼をもたらしています。

 

 

今後、私たちが使う木材の一つひとつに「物語」が添えられ、

 

それを誰でも読める世界が実現するかもしれません。

 

 

それは、林業がもっと見える・選べる・語れる産業へと

 

進化するということ。

 

 

そして、次の世代に「誇れる森」を引き継ぐ第一歩でもあります。

 

 

※令和6年度埼玉県林業技術者育成研修40日間のダイジェスト!

 ぜひご覧ください。

 

※職業人講和アーカイブ

 

※杉の特性を存分生かしたタイニーログハウス

 

※オンライン説明会(YouTubeライブ)アーカイブ

 

※現地説明会(YouTubeライブ)アーカイブ

 

※動画で昨年の埼玉県林業技術者育成研修の様子をチェック!


https://youtu.be/IUJ07_DTw3A

 

※動画でレクリエーションゲームをチェック!

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