2024年3月6日
みなさま、こんにちは。
3月1日4日と株式会社FOREST COLLEGEは宮代町シルバー人材センターへ出張し、
チェーンソー特別教育講習を実施しました。
この講習は、シルバー世代の方々にチェーンソーの安全な使用方法と
林業技術の基礎を教えることを目的としています。
学科は宮代町シルバー人材センターで、実技はぐるる宮代で行われ、男性21名がこの機会に参加しました。
3月1日(金)第1日目 学科
1日目は学科講習からスタート。安全に関する知識を徹底的に学び、チェーンソー操作の基礎を固めます。
安全は林業作業の最優先事項であり、この段階での学びが後の実技に大きく影響します。
新しく撮影されたビデオを使用して、混合燃料の正しい作り方を学びます。
このビデオは、視覚的にも理解しやすいように工夫されており、
受講生全員が明確に手順を把握できるようになっています。
ソーチェーンの正確な取り付け方をわかりやすく解説した動画を通じて学びます。
正しい取り付け方は、安全かつ効率的なチェーンソー使用の基本であり、作業の質に直結します。
3月4日(月)第2日目 実技
「泣くほど研げば笑うほど切れる」という格言のもと、目立ての重要性を学びます。
良く切れるチェーンソーは、作業の効率だけでなく、振動障害や林業災害のリスクを減らすことにも繋がります。
ヤスリホルダーを使って、丸ヤスリの1/5を頭に出し、ホルダーガイドで30度の角度を作ります。
この方法により、誰もが同じ切れ味のチェーンソーを作ることができます。
安全の第一歩は適切な服装から。チャップス(防護ズボン)の正しい着用方法を丁寧に教え、
受講生が安全に実技に臨めるよう指導します。
エンジンを安全に始動させる方法は、怪我を防ぐ上で非常に重要です。
正しい手順を踏むことで、作業の安全性が大幅に向上します。
この実技では、エンジン始動時の正しい姿勢と手順を徹底的に学びます。
丸太を直角に切断する技術は、見た目にも美しく、木材の無駄を減らすためにも重要です。
この実習では、正確な角度での切断方法を習得し、効率的な作業方法を身につけます。
木に挟まれない切り方や木を裂けさせずに安全に伐採する技術は、林業作業の基本中の基本です。
この実技では、木が挟まれることなく、スムーズに伐採するためのテクニックを学びます。
新しく作られた枝払い練習機を使用して、安全な枝払い方法を学びます。
キックバックのリスクを最小限に抑えながら、効率的に枝を払う技術を習得します。
チェーンソーを扱う上で、ガイドバーの正しい取り回し方を知ることは非常に重要です。
この実技を通じて、安全かつ効率的にチェーンソーを操作する基本的なスキルを身につけます。
伐倒方向を正確に見極め、確実に立木を倒す技術は、林業作業において最も重要なスキルの一つです。
この実技では、伐倒の計画から実行までの一連の流れを学びます。
伐倒の基本的な手順を一から学び、安全に木を倒す方法を習得します。
この実技では、伐倒計画の立案から、正確なカットの実行までを徹底的に指導します。
この方法は、特にシルバー世代の方々にとって理解しやすく、安全性の高い伐倒方法です。
通常の伐倒と同様に、手順をしっかりと覚えることが重要です。
作業が終わった後のチェーンソーの正しい点検整備方法を学びます。
適切なメンテナンスは、チェーンソーの寿命を延ばし、次回の作業の安全性を高めます。
特別な集合写真は撮りませんでしたが、参加された宮代町シルバー人材センターの会員の皆さんは、
2日間で安全なチェーンソーの操作方法と林業技術の基礎をしっかりと身につけることができました。
今回の出張講習では、ビデオ教材の全面的な更新をはじめ、枝払い練習機の導入など、
受講生がより良く学べるように様々な工夫を凝らしました。
特に、シルバー世代の方々には、安全なチェーンソーの使用方法と林業技術の基礎を繰り返し学んでいただき、
正しい知識と技術を身につけていただくことを目指しました。
私たちは、人数が集まればどこへでも出張講習に伺います。
シルバー人材センターの皆様、ぜひご関心を持っていただき、お問い合わせください。
安全と技術の向上を目指し、一緒に林業の未来を支えていきましょう。