※杉の特性を存分生かしたタイニーログハウス
※オンライン説明会(YouTubeライブ)アーカイブ
※現地説明会(YouTubeライブ)アーカイブ
※動画で昨年の埼玉県林業技術者育成研修の様子をチェック!
※動画でレクリエーションゲームをチェック!
2025年6月9日
林業の魅力シリーズ第249弾
宇宙から見る森林防災
SAR・LiDAR技術で読み解く未来のリスクマネジメント
私たちの森を、空から守る時代がやってきました。
これまでの林業は、経験や勘、地上での目視や調査が基本でした。
しかし、近年の異常気象や災害の激甚化を受け、
より広域で高精度な森林モニタリングの必要性が高まっています。
そこで注目されているのが、「リモートセンシング技術」。
特にSAR(合成開口レーダー)とLiDAR(レーザー測量)の進化が、
林業の世界に革命を起こそうとしています。
SAR・LiDARとは?
SAR(Synthetic Aperture Radar)
電波を使って地形や地表の変化を捉える技術。
雲や夜間でも撮影が可能で、地すべりや土砂災害の兆候を広域で把握できます。
LiDAR(Light Detection and Ranging)
レーザーを照射して対象物との距離を正確に測定する技術。
樹高、樹種、蓄積量の把握や、伐採適地の精密な選定に利用されます。
森林防災への応用
土砂災害の予兆検知:SARで地形変動を継続的に観測し、危険エリアを特定。
間伐の適地選定:LiDARで木々の密度や成長状態を3次元で把握。
CO2吸収量の精密把握:森林の蓄積量や樹冠サイズを空間データとして可視化。
林業現場の未来像
SARとLiDARがあれば、広大な山林をドローンや衛星で常時モニタリングし、
「どこを」「どのように」手を入れるべきかを科学的に判断できます。
今後は、これらのデータをAIが分析し、
自動的に施業計画を提案する時代も遠くありません。
「森の声」を宇宙から聞く。
そんな未来が、もう現実になりつつあります。
災害に強い森づくり、環境への貢献、持続可能な林業経営。
そのすべてを支えるのが、リモートセンシングの力です。
森林の安全と未来を担う技術者たちにこそ、
この新しい視点を持ってもらいたい。
現地説明会のお知らせ
令和7年度 埼玉県林業技術者育成研修の現地説明会を、6月15日(日)に開催します!
森林の現場を実際に歩き、カリキュラムの特徴や研修施設を体験できる貴重な機会です。
林業を志す皆さん、未来を変える第一歩を踏み出してみませんか?
日程:2025年6月15日(日)
場所:株式会社FOREST COLLEGE(埼玉県寄居町)
お申し込み・詳細は公式HPまで → http://www.young-leaves.com/
※令和7年度埼玉県林業技術者育成研修オンライン説明会(25/06/09)
※令和6年度埼玉県林業技術者育成研修40日間のダイジェスト!
ぜひご覧ください。
※職業人講和アーカイブ