2022年9月3日
令和4年度埼玉県林業技術者育成研修 day3
本日(9月3日)の研修
〇林業経営
・スマート林業
・精油づくり
令和4年度埼玉県林業技術者育成研修の第3日目は林業経営。
本日はスマート林業と精油づくり。
スマート林業とは
デジタル管理・ICT による林業、安全で⾼効率な自動化機械による林業のことです。
林業は、急峻かつ広大な森林を対象とし、造林から育成まで長い年月がかかり、
重量がある立木を収穫するという特徴を持った産業です。
今後、国内の労働人口は減少することが予測されている中で、
林業においても ICT 技術を活用し、1 人当たりの生産性を向上させると共に、
労働安全の確保、雇用形態の安定化などによる担い手の確保・育成が重要となっています。
スマート林業が目指すべき⽅向性
• 地理空間情報や ICT 等の先端技術を活用し、安全で働きやすく、
効率的な森林施業や需要に応じた木材の安定供給を実現する。
• さらなる労働⼒不⾜が懸念される中で、ICT 等の先端技術を活用し、
生産性を向上させると共に、林業を魅⼒ある職場とし、担い手の確保・育成を進める。
というものですが、林業をさらに魅力ある仕事にするには何が必要でしょうか?
午後は特用林産物体験としてヒノキの葉の精油づくりを行いました。
精油づくりは林地残材を使うこともでき
地産地消の一役を買っています。
各地域のスマート林業の事例を見ながら勉強をしました。
たくさん葉が集まったようです。
今回はヒノキの葉だけを使った葉油で精油を作ります。
葉の下に水を入れて沸騰させ蒸留させます。
精油と芳香蒸留水に分離させます。
精油が蒸留されて落ちてきます。
表面の薄い膜が精油です。
研修生のみなさん、理科の実験をしているようで楽しんでいました。
9月4日(日)の研修内容
〇林業経営
・安全衛生知識
・災害事例