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2025年1月3日
「マザーツリー」 – 森に隠された「知性」をめぐる冒険
本日、2025年最初の金曜日は、林業の魅力シリーズ第145弾として
『マザーツリー 森に隠された「知性」をめぐる冒険』を紹介します。
著者のスザンヌ・シマード博士は、
森の中で木々が互いにコミュニケーションを取り、
助け合う仕組みを科学的に証明した人物です。
森はただの植物の集まりではなく、知性を持つ生命体のネットワーク。
この本を通じて、森林の見方が大きく変わることでしょう。
「マザーツリー」とは?
シマード博士が提唱する「マザーツリー」とは、
森の中で中心的な役割を果たす巨木です。
これらの木々は地下の菌根ネットワークを通じて
若い木や弱った木々に栄養や情報を送る存在です。
ポイント:
・マザーツリーは森のリーダーのような存在
・他の木々と情報交換をし、危険を察知して警告を発する
・伐採後の森の再生にも重要な役割を果たす
シマード博士の発見と林業への影響
従来の林業では、大きな木を優先的に伐採することが一般的でした。
しかし、シマード博士の研究により、マザーツリーを守ることが
森林の健康を保つ重要な要素であると証明されました。
研究のポイント
・地下の菌根ネットワーク(ウッドワイドウェブ)を通じて木々が繋がっている
・多様な木々を残すことが、森林の持続的な成長に繋がる
・木々が互いに助け合うことが、気候変動対策にも役立つ
森林保護と持続可能な未来
この本は林業や森林保護に関わる人々だけでなく、
森の持つ神秘や自然との共生に関心がある人々にとっても必読の一冊です。
未来の林業は、ただ木を伐るだけでなく、
「森を理解し、守ること」が求められる時代になっています。
『マザーツリー』は、森の知性と生命のつながりを
深く知ることができる素晴らしい本です。
林業の未来を考えるうえで、持続可能な方法で森を守ることの
重要性を再認識させてくれるでしょう。
※令和6年度埼玉県林業技術者育成研修40日間のダイジェスト!
ぜひご覧ください。
※職業人講和アーカイブ