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2025年6月13日
林業の魅力シリーズ第252弾(金曜・書籍紹介)
『地域林業のすすめ』──
林業先進国オーストリアに学ぶ持続可能な森の経済
書籍情報
書名:地域林業のすすめ
副題:林業先進国オーストリアに学ぶ地域資源活用のしくみ
著者:青木健太郎・植木達人
出版社:築地書館
発売年:2012年
定価:2,200円(税込)
ISBN:978-4806714315
どんな本なのか?
この本は、ヨーロッパの林業先進国オーストリアで
実際に取材・体験した事例をもとに、地域の森林資源を
どのように活かし、林業を「暮らしの経済」に
していくかを解説した一冊です。
単なる輸入モデルではなく、
「日本の地域林業をどう再構築するか」という視点で
書かれており、地方創生・林業振興のヒントに満ちた
実用書でもあります。
本書の主なテーマと注目ポイント
① 林業=山の中だけの話じゃない
オーストリアでは伐採、製材、加工、流通、熱利用(バイオマス)までが
地域内で循環しており、雇用も経済も「森から始まる」。
② 所有者意識と地域連携
森林所有者の小規模化が進む日本とは対照的に、オーストリアでは所有者が
自ら森を誇りに思い、協同組合で管理する文化が根づいている。
③ 公的支援と職業教育の充実
森林技術者の専門職教育制度や、木材利用への補助金制度など、
政策面での支えが林業の安定経営を支えている。
④ 山村からの都市再生
エネルギー自給や公共建築の木質化を通じて、
都市と山村の距離が縮まっているという事例も多数紹介。
この本から得られるヒント
「地域材を使うこと」が単なるスローガンではなく、
経済と暮らしを結ぶ起点になるというリアルな事例
林業経営と地域づくりを一体化するには、
人材育成・制度設計・流通改革が不可欠であること
日本でも可能な仕組みづくりの方向性と、
すでに取り組んでいる地域の先進事例
未来の林業は「地域」に根ざす
『地域林業のすすめ』は、単なる海外の成功事例紹介ではありません。
それは、「日本の山と人の関係をどう再生するか」を
正面から問いかける一冊です。
これから林業を目指す若者にも、地域で林業を支える人にも、
読んでほしい現場目線の実践書です。
現地説明会のお知らせ
令和7年度 埼玉県林業技術者育成研修の現地説明会を、
6月15日(日)に開催します!
森林の現場を実際に歩き、カリキュラムの特徴や研修施設を
体験できる貴重な機会です。
林業を志す皆さん、未来を変える第一歩を踏み出してみませんか?
日程:2025年6月15日(日)
場所:株式会社FOREST COLLEGE(埼玉県寄居町)
お申し込み・詳細は公式HPまで → http://www.young-leaves.com/
※令和7年度埼玉県林業技術者育成研修オンライン説明会(25/06/09)
※令和6年度埼玉県林業技術者育成研修40日間のダイジェスト!
ぜひご覧ください。
※職業人講和アーカイブ