※杉の特性を存分生かしたタイニーログハウス
※オンライン説明会(YouTubeライブ)アーカイブ
※現地説明会(YouTubeライブ)アーカイブ
※動画で昨年の埼玉県林業技術者育成研修の様子をチェック!
※動画でレクリエーションゲームをチェック!
2025年6月2日
林業の魅力シリーズ第244弾
「セルロースナノファイバー(CNF)」-
木から生まれる“鋼鉄より強い”未来素材
セルロースナノファイバー(CNF)は、木材を構成する植物繊維
「セルロース」をナノサイズ(1万分の1mm)まで微細化した新素材です。
見た目は白くて軽い繊維状の物質。
しかし、鉄の5倍の強度と重さはその5分の1という驚異的な性能を持ちます。
木材由来で生分解性もあり、環境負荷ゼロの“未来素材”として注目されています。
どんな分野で使われているのか?
自動車部品(軽量化で燃費改善)
食品添加物(増粘剤、透明化)
医療分野(人工皮膚・ドラッグデリバリー)
建築資材(高強度の補強材、断熱材)
スポーツ用品(テニスラケット、ヘルメット)
木材から生まれたとは思えないほどの汎用性と可能性が広がっています。
林業とのつながり
材料は間伐材や端材、未利用材からも抽出可能
地域林業の資源活用により、新たな付加価値の創出
「伐って使う」を「伐って未来をつくる」へと発展させるチャンス
技術の進展と日本の動向
日本では、京都大学・産総研・大王製紙・日本製紙などが研究をリード
すでに一部の商用製品(トヨタの試験車両部品や日用品)に採用
林野庁も「森林資源の高付加価値化」としてCNFを重要技術に位置づけ中
「木」が拓く、非木材の未来
セルロースナノファイバーは、「木を切って家を建てる」だけでなく、
木を使って未来素材をつくるという発想を可能にしました。
木が持つポテンシャルを、テクノロジーの力で解き放つ。
それは、“山の価値”を未来に接続する、新たな林業のかたちです。
※令和6年度埼玉県林業技術者育成研修40日間のダイジェスト!
ぜひご覧ください。
※職業人講和アーカイブ