※杉の特性を存分生かしたタイニーログハウス
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2025年5月15日
「森の継ぎ人」とは何者か-
林業に未来を託す覚悟とやさしさ
木曜日は、林業や自然、山の話題を
自由に語るフリートークの日です。
林業の魅力シリーズ第232弾では、
今年度のフォレストカレッジおよび
埼玉県林業技術者育成研修のテーマ、
「森の継ぎ人」
という言葉に込められた想いを深掘りします。
それは単なるキャッチコピーではなく、
「森」と「人間」と「未来」をつなぐ、生きた言葉です。
「守る」ではなく「継ぐ」という選択
これまで林業は「守る」「育てる」「伐る」といった言葉で
語られてきました。
しかし「継ぐ」という言葉には、
それらをすべて包括した覚悟と優しさがあります。
森を未来へ受け渡すために、私たちは何を継ぎ、どう生きるのか。
「継ぐ人」とは、ただ木を扱う人ではなく、
命の循環と共に生きる人なのです。
高橋昭夫が語る“木の声”
フォレストカレッジ代表の高橋昭夫は、こんな言葉をよく口にします。
「木は倒されても、生きている。」
「生きている木を使うのだから、
ログハウスは“作る”のではなく、“育てる”もの。」
人間の都合で育ったわけじゃない木の気持ちを考える。
その姿勢こそが、高橋にとっての林業であり、
ログビルダーとしての誇りです。
林業の外から来たからこそ、木に対して持つ感受性も独特です。
山を征服するのではなく、木に“教えを乞う”ような謙虚さ。
それが「森の継ぎ人」としての哲学に深く根ざしています。
森の継ぎ人が持つもの
継ぎ人は、過去と未来の“間”に立つ存在です。
それは、木を倒す手に宿る責任。
命を素材として扱う者としての礼儀。
そして、倒した木が新たな形で生き続ける未来を見つめる目。
森を読む力
命を感じる心
共に働く仲間との信頼
継ぐ覚悟と託す勇気
これらすべてが、継ぎ人の「道具」なのです。
「森の継ぎ人」とは、未来のために森の知恵を受け取り、
次の世代へ渡す人。
そのためには、木の命を感じ、木の言葉に耳を澄ませること。
そして、自然とともに呼吸し、伐り、使い、そして守ること。
木を育て、木に育てられる。
それが、高橋昭夫が歩んできた林業の道。
この道を次に継ぐのは、あなたかもしれません。
あとがき:あなたが継ぐ、という選択
「森の継ぎ人」とは、特別な誰かのことではありません。
それは、今日から森のために一歩を踏み出す
“あなた”のことでもあるのです。
チェーンソーを持たなくても、木を伐らなくてもいい。
森を訪れること、木の話に耳を傾けること、林業に関心を持つこと・・
そのすべてが「継ぐ」という行為につながっています。
フォレストカレッジでは、そんな“想い”を持つ人を待っています。
次の世代に「森の記憶」と「木の言葉」を届ける仲間として。
私たちは問いかけ続けます。
あなたは、どんな森を未来に残したいですか?
※令和6年度埼玉県林業技術者育成研修40日間のダイジェスト!
ぜひご覧ください。
※職業人講和アーカイブ