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埼玉県林業技術者研修

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『となりのトトロ』と狭山丘陵 – 守り継がれる森と林業のつながり

2025年2月14日

 

 

『となりのトトロ』と狭山丘陵 – 守り継がれる森と林業のつながり

 

 

本日の林業の魅力シリーズ第173弾では、

日本を代表するアニメ映画『となりのトトロ』(宮崎駿監督)に

焦点を当てます。

 

映画の舞台は、埼玉県と東京都にまたがる狭山丘陵がモデルとされており、

自然の美しさや里山の風景が細かく描かれています。

 

埼玉県林業技術者育成研修が行われるこの地と、

『となりのトトロ』のつながり、さらには森林・林業との関わりに

ついて深掘りしていきます。

 

 

 

 

1. 『となりのトトロ』の舞台と狭山丘陵

『となりのトトロ』の舞台は、昭和30年代の日本の田園風景が広がる里山。

宮崎駿監督は、この映画の風景のモデルを埼玉県と東京都にまたがる狭山丘陵に

求めたと言われています。

 

狭山丘陵は、今でも豊かな森が広がり、里山の原風景が残る場所です。

しかし、都市化が進む中で、森林が失われる危機にさらされてきました。

 

そのため、多くの市民団体や自治体が森を守る活動を続けており、

『トトロの森基金』などの取り組みも行われています。

 

 

2. 里山の魅力と林業の関係

『となりのトトロ』の舞台となった里山は、日本の林業と深い関係があります。

昔ながらの里山では、人々は森林資源を活かしながら持続可能な暮らしを

営んできました。

 

たとえば、薪炭林(しんたんりん)と呼ばれる森林は、

木炭や薪を生産するために管理され、

適度な伐採と植林が繰り返されてきました。

 

狭山丘陵の森も、かつては薪炭林として利用されており、

こうした里山の管理が生態系を守る重要な役割を果たしてきました。

 

しかし、燃料革命などにより薪炭林の利用が減少し、

里山の維持管理が困難になっています。

 

 

3. 『となりのトトロ』が伝える森の大切さ

映画では、トトロたちが住む大きな森が物語の中心となっています。

この森は、ただの背景ではなく、人と自然が共生する里山の象徴でもあります。

 

特に、「大きなクスノキ」が印象的に描かれており、日本の神聖な巨木信仰や、

森と人とのつながりを表現していると考えられます。

 

宮崎監督は、『となりのトトロ』を通じて、森や自然が持つ温かさや癒しの力を

伝えようとしました。

 

これは、現代の森林保全や林業の在り方を考える上でも大きな示唆を

与えてくれる作品です。

 

 

4. 現代における狭山丘陵の保全活動

現在、狭山丘陵の森は、市民団体や環境保護活動によって守られています。

たとえば、「トトロの森基金」は、狭山丘陵の自然を保全するために設立され、

多くの人々が寄付やボランティア活動を通じて森を守る取り組みに参加しています。

 

また、埼玉県林業技術者育成研修でも、

森林管理や里山保全に関する教育が行われており、

次世代の林業技術者がこの地で学び、森を守る役割を担っています。

 

 

 

 

『となりのトトロ』は、単なるファンタジー映画ではなく、

森の大切さや、人と自然の共生を考える作品でもあります。

 

狭山丘陵の自然は、かつて日本全国に広がっていた「里山」の風景を

今に伝える貴重な場所であり、森林管理や林業の歴史とも

深い関わりを持っています。

 

この映画をきっかけに、身近な森を見つめ直し、

森林保全や林業の役割について考える機会になれば幸いです。

 

 

※令和6年度埼玉県林業技術者育成研修40日間のダイジェスト!

 ぜひご覧ください。

 

※職業人講和アーカイブ

 

※杉の特性を存分生かしたタイニーログハウス

 

※オンライン説明会(YouTubeライブ)アーカイブ

 

※現地説明会(YouTubeライブ)アーカイブ

 

※動画で昨年の埼玉県林業技術者育成研修の様子をチェック!


https://youtu.be/IUJ07_DTw3A

 

※動画でレクリエーションゲームをチェック!

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